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【ナベQ論】西武開幕連敗に「いいところ全然出てない」再建には「時間かかるよ。そうだね…」


日刊スポーツの客員評論家である渡辺久信氏が、西武の課題について語っています。開幕2連敗を喫した西武について、渡辺氏は試合でのミスやチームの勢いに欠ける点を指摘しました。特に守備のミスや攻撃陣の不調が試合のリズムを崩していると述べ、選手たちの試合への迷いと自信の欠如が今後の課題であることを強調しています。渡辺氏は、チーム再建には時間がかかるとしつつ、現状の惨状に打破するためにポテンシャルのある選手を積極的に起用すべきだと提案しています。また、西口監督には、悩みが多い中でも自分の信念を曲げずに選手を育てながら勝つ道を模索してほしいとエールを送っています。

渡辺久信氏(2025年3月29日撮影)

<ナベQ論>

<西武2-3日本ハム>◇29日◇ベルーナドーム

前西武GMで日刊スポーツ客員評論家の渡辺久信氏(59)が28日、西武-日本ハム2回戦が行われたベルーナドームを訪れました。結果は古巣の開幕2連敗。2試合で感じたことを「ナベQ論」として、あえていつものしゃべり口調でお届けします。【聞き手・構成=金子真仁】

   ◇   ◇   ◇    

ふぅ…西武ね。あれが欲しいよね。明日は行けるぞ、みたいな何かが欲しいよね。この2試合はなかったね。オープン戦ではいいところもあったのに、この2試合、いいところが全く出てない。全然。きついよね。勝負にはなるんだけど、勝負どころでやられるのが今のチーム力。

結局、普通にやれることができない。変なミスが多いよね。1発目、初回の万波君の打球のクッションボールね。レフトの渡部聖弥君が普通に捕っていれば、万波君もそんなに走ってなかったし、セカンドでいい勝負になったと思う。外崎の暴投もだし、いい守備もあったけど仲田君の一塁への引っかけ送球。最悪なのは、最後のレフトがボールを見失ったやつ。変な走者を出すから、いいリズムで攻撃に入れない。試合が落ち着かないよね。

だから去年みたいな感じの流れになる。打線は5回まで音なしで、そこから2点くらい取って…。投手は頑張ってるけど辛抱しきれなくなる。巨人みたいに打線が良ければ5点ビハインドでもいけるけど、そうじゃないから、やっぱり先行逃げ切りしかないよね。

2試合、序盤の攻撃が本当にしょっぱい。1、2番の出塁にかかるよね。ベンチも何もできないじゃん。采配も作戦もできない。日本ハムの上川畑君とか最後、絶対に打ちそうな気がしたよね。直球に強いし、振りも打球も強い。ハムはみんなそう。西武は迷いがあるよね。そうなると相手からしたら怖くない。

ハムもああいう編成になるまで3年はかかってる。西武も時間はかかるよ。そうだね…3年は必要だろうね。今年はせめて足掛かりを作ってほしいけれど。俺が現役の頃の、黄金時代といわれた時の野手たちはなれ合いになってないのが良かった。ミスすればチーム内で叱咤(しった)激励がすごい。そういうのって、監督とかコーチの部分じゃないよね。選手が気付かないと。

西口監督もしんどいことは多いと思うよ。でも自分が思ってること、やりたいこと、信念は曲げないでほしいな。育てながら勝つ宿命はあるけど曲げないでほしい。ただ、こういうチーム状況なら今は調子のいいのを使ったほうがいい。聖域とかなしに。競争させて見極める。(佐藤)龍世、いろいろあって2軍にいるのは仕方ないけど、もったいないよね。あいつ打つから。こういう時、打つから。ほんと、もったいない。明日は高橋光成が頑張ってくれるよ。何とか巻き返してほしいね。

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