
<阪神-ヤクルト>◇8日◇甲子園
阪神前川右京外野手(21)とレジェンドの熱い交流にファンも感激した。
甲子園開幕戦で、試合開始前に阪神OBの8人が、ゆかりのあるポジションについた。そこにスタメンの現役選手が駆け寄り、それぞれのポジションでOBと会話する時間ができた。
左翼についたOBは2度の優勝に貢献した金本知憲氏(57)。前川が左翼に合流すると、2人は親密そうに話し込んだ。
金本氏は「『真っすぐに強くなってくれ。真っすぐに強いのは、いいバッターの最低条件だから』と言いました」と、前川とのやりとりを明かした。
監督退任後、テレビの企画で当時智弁学園だった前川と接点をもち、阪神入りしてからも注目していた。前川も入団時、同じ左の外野手である金本氏が背負った背番号6を、いつかつけたいと希望していた。
阪神ファンも2人の関係はよく知っている。「これは胸アツすぎる」「金本さん、最後まで残って、右京に何か伝えようとしていた」「ありがとう、金本さん」「涙が出てくる」と感謝の声が相次いだ。