
<全国高校女子硬式野球選抜大会:神戸弘陵5-1履正社>◇6日◇決勝
第26回全国高等学校女子硬式野球選抜大会の決勝が6日、東京ドームで行われ、神戸弘陵(兵庫)が大会史上初の3連覇を達成した。
4点リードで迎えた7回、エース・阿部さくら投手(3年)は最後の打者を投ゴロに打ちとると、それまでのポーカーフェースから一転、笑顔いっぱいで仲間たちと抱き合った。「エースとしてチームを引っ張る、という気持ちで投げていました。今はやり切ったな、という感じ。達成感があります」。5安打1失点の8奪三振の好投に胸を張った。
悔しさを糧に成長した。昨年、関西女子硬式野球選手権ラッキートーナメント大会。同じ履正社と対戦し、阿部が先発したが初回に打ち込まれ降板。「ストライクを取るのに四苦八苦していた」と、石原康司監督。阿部はこの悔しさから奮起。「走り込みやウエートに力を入れました」と、下半身を強化。今では制球力が最大の武器に。敗戦した履正社の釈迦堂愛琴(みこと)主将(3年)は、「今日の阿部投手は外、内とストレート、カーブもビタビタ。針の穴を通すような制球力。ストレートの質もよくて(打つのは)難しかった」と脱帽した。
神戸生まれで、野球を始めた時からこの神戸弘陵のユニホームで全国制覇することが夢だった。「夏も日本一になれるように、気持ちを切り替えて頑張ります」。次は甲子園の優勝投手を目指す。