
<センバツ高校野球:エナジックスポーツ-智弁和歌山>◇25日◇2回戦
沖縄の新星VS甲子園常連校の注目対決が組まれた。「ノーサイン野球」を駆使する初出場のエナジックスポーツが、投打に豊富なタレントを擁する智弁和歌山との決戦に臨む。
エナジックスポーツの攻撃をけん引するのは「1番二塁」のイーマン琉海内野手(3年)だ。初戦の至学館(愛知)戦では4安打を放ち、ノーサインでのエンドランを決めるなど攻撃の起点となった。エース左腕・久高颯投手(3年)の安定感も抜群で、守備も堅く隙のない野球をみせる。
智弁和歌山はエース渡辺颯人投手(3年)が初戦の千葉黎明戦でわずか90球でのマダックス(100球未満の完封勝利)を達成。打線は「三振しない男」のリードオフマン藤田一波外野手(3年)が、新チーム結成から公式戦に限れば37打席連続で三振がない。抜群のコンタクト力、選球眼で、新風の勢いを止められるか。