
<センバツ高校野球:健大高崎-明徳義塾>◇18日◇1回戦
前年覇者で史上4校目のセンバツ連覇を狙う健大高崎(群馬)と、歴代最多39度目の甲子園出場となる馬淵史郎監督(69)率いる明徳義塾(高知)が初戦から激突する。
健大高崎は最速158キロのエース右腕、石垣元気投手(3年)が負傷により万全ではない状態。それでも、昨秋の公式戦で石垣よりも登板数、イニング数ともに多く、防御率0・30だった左腕の下重賢慎投手(3年)が控えている。昨年のセンバツ優勝投手で、昨夏にトミー・ジョン手術を受けてリハビリ中の佐藤龍月(りゅうが)投手(3年)は外野手登録でメンバー入りし、代打で出番を待つ。
一方の明徳義塾は、昨夏甲子園でマダックス(100球未満の完封)を達成した池崎安侍朗(あんじろう)投手(3年)がマウンドに立ちはだかる。昨秋は四国大会や明治神宮大会でも実力を発揮し、経験は豊富だ。馬淵監督は甲子園歴代最多出場。夏の頂点には導いたが、春は4強が最高で初の春頂点を虎視眈々(たんたん)と狙う。
1回戦屈指の好カードは開幕日の第3試合。投手戦が予想される中で、1点をどう積み重ねていくかが勝負の鍵を握る。