
<センバツ高校野球:横浜-沖縄尚学>◇24日◇2回戦
ともに昨秋の地区王者。神宮大会も制した横浜は初戦で市和歌山に4-2。V候補筆頭の評判にたがわぬ好スタートを切った。
エース奥村頼人(3年)は6回からの4イニングを無安打無失点に抑える完璧な救援。先発した織田翔希(2年)はやや不安定だったが自己最速を更新する152キロを出した。ポテンシャルは底知れない。
打線は1番の阿部葉太主将(3年)から左がずらりと並ぶ。下位もスイングが鋭い。初戦4盗塁の機動力も併せ持つ。
その左打者たちに対するのは沖縄尚学の大型左腕・末吉良丞(2年)だ。好カードだった青森山田戦は3失点で完投した。最速145キロの直球に力があった。157球を投げただけに、中4日でどこまで疲労回復できているか。無駄な失点は避けて、接戦に持ち込みたい。