
<W杯アジア最終予選:日本0-0サウジアラビア>◇25日◇C組◇第8戦◇埼玉
日本代表はFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選でサウジアラビアと対戦し、0-0で引き分けた。
日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長(48)は「(W杯)出場が決まった後の試合は、自分のことを思い返しても難しかったけど、それでもやっぱり勝ちにこだわって、勝ちきって欲しかった」と振り返った。
5-4-1で守る相手を崩す難しさを感じながらも「もうひと工夫というか、シュートは12本ぐらいあったみたいだけど、もうちょっと遠目から打つとか、スクランブルを起こすとか、何かできたかなと」と、何とか1点を奪いにいくプレーがあっても良かったと印象を話した。
それでも2位以下を引き離してのW杯出場権獲得には高い評価。「これだけの勝ち点で勝ちきる最終予選はなかったと言う意味で、(チームに)競争があるし、選手のクオリティーもある。日々レベルの高いところでやっているから、こういうことにつながっている。日本のサッカーでトレセン(システム)ができたとか、U-18プレミアリーグができたとか、そういうところが積み重なってきていると思う」とし、環境向上が結果につながっている手応えを口にした。