
日本代表(FIFAランキング15位)が25日、ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選でサウジアラビア代表(同51位)と対戦する。チームは24日、試合会場の埼玉スタジアムで最終調整に臨んだ。
38歳のDF長友佑都(FC東京)は、引き続き個別メニューで調整。練習後の囲み取材では直近のリーグ戦で右ふくらはぎを痛めていたことを明かし、「(明日の)試合は厳しい。全然そんなにひどいけがではないんですけど、100%で戦う資格はないと思うので」と状態を説明した。
日本代表は20日、バーレーンを2-0で下し、史上最速で8大会連続8度目のW杯出場を決めた。長友は「(自身)5回目なので慣れたというか、後輩たちが慣れさせてくれた」と笑顔。その上で「それよりもW杯で何を残すかに焦点を当てている」と見通し、「サバイバルが始まるっていう危機感の方が強い」と思いをこめた。
日本代表は、W杯での目標を優勝に掲げている。5度目の本大会となるベテランは「(14年)ブラジルの時も言ってはいたけど、心の底では描けていなかった。今回は、優勝できると心の底から(言葉が)出てくる」ときっぱり。「優勝以外は失敗だと思っているし、敗者だと思っている。恐らく(自身がW杯に出場するのは)最後になると思うので、みんなと一緒に喜びを分かち合いたい」と、1年3カ月後に有終の美を飾る覚悟を示した。