
日本代表(FIFAランキング15位)が25日、ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選でサウジアラビア代表(同51位)と対戦する。チームは24日、試合会場の埼玉スタジアムで最終調整に臨んだ。
練習後に取材に応じたMF堂安律(26=フライブルク)は、「うれしさというよりも、少し肩の荷が下りた気持ちがある」と、日本史上最速で8大会連続8度目のW杯出場を決めた20日のバーレーン戦を冷静な口ぶりで振り返った。
一方で、ここまでの最終予選は自身のパフォーマンスには満足していない。「日本代表として戦う以上勝つことが第一」と前置きをした上で、「チームの戦術を守りながら多少我を捨ててでもチームのためにやってきた」「個人的にはもっとゴールにからみたかった」と率直な思いを吐露した。
本戦まで1年3カ月の調整期間がある。「勝つことを第一におきながらも、チャレンジ精神は深めてもいい。わがままっていったらあれだけど、エゴも多少は出せるようになる」と、目をぎらつかせた。金髪レフティが、さらなる存在感を発揮する。