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創部3年目で初の全国制覇へ仙台大女子野球部、勝利のカギ握るエース串有菜が助言もらった相手とは


仙台大女子硬式野球部は創部3年目で初の全国制覇を目指しており、そのカギを握るのはエースの串有菜投手です。串投手は男子硬式野球部の投手、渡辺一生からの助言により体の動きを修正し、更にサイドスローへの転向を図ることで技術の向上を図ってきました。渡辺の指導により、球のキレが増し、確実に球速も上がったと自信を持っています。串投手はプロのサイドスロー投手の動画を分析し、フォームの最適化を追求することで、安定した投球を実現しています。彼女は日本代表入りを目指し、卒業後も野球を続けることを夢見ています。仙台大女子硬式野球部の全国優勝への期待が高まり、連携する男子野球部の成功ともども注目されています。

投手陣と肩を組む仙台大・串(左から2人目)(撮影・木村有優)

女子野球の選手たちを紹介する。創部3年目の仙台大女子硬式野球部は、8月の全日本大学女子野球選手権で初の全国制覇を狙う。【取材・構成=木村有優】

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創部3年目で初の全国制覇を狙う仙台大女子硬式野球部。勝利のカギを握るのはエース串有菜投手(2年=履正社)だ。「自分が日本一に導きたいです」と覚悟を示した。

憧れの先輩の背中を追いかける。1月下旬、投手陣が男子硬式野球部のグラウンドで練習した時のこと。ブルペンに今秋ドラフト候補の渡辺一生投手(3年)がいた。初めて投球を見てもらい、助言をもらった。指摘されたのは体の開き。教えをノートにまとめ、すぐに実践した。「1つ1つの動作に意図があって、考え方や教え方もすごくて圧倒されました。こういう選手になりたいです」と身近な先輩が憧れになった。

大学入学後、壁にぶつかった。オーバースローでの投球で制球は安定したが、球速は107キロ程度。目標とする120キロには程遠かった。「卒業後も野球は続けたいし、日本代表が夢なので、何かを変えないと絶対に上のレベルではできない」と悩む日々。そんなとき、入沢監督からサイドスローへの転向を提案され、2年春から挑戦した。昨季はフォームが定まらず、不完全な状態。制球にも苦しんだ。

1年をかけてようやく完成した。プロ野球のいろいろなサイドスロー投手の動画を参考にし、自身の投球動画と見比べて最適なフォームを探った。シャドー投球で体にたたき込んだ。ウエートや走り込みで体をつくり、安定感も増した。最後は渡辺の助言が完成へと導いた。球速は測定していないが、手応えを実感する。「確実に球速が上がったと感じますし、キレが全然違います。ようやく完璧な状態です」と自信をみせた。

男子野球部も全国優勝のカギはエース渡辺が握る。お互い進化した姿で「仙台大」の名を背負い、マウンドへ上がる。

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