![](https://image.kingsoft.jp/starthome/nikkansports/2025-02-13/bd9c4d18a2fa0928b0646a8e4aef789c_lg.jpg)
開幕4番もイッツ・オッケー! 12日に腰痛を発症した阪神森下翔太外野手(24)が13日、軽症を強調した。「大丈夫です。イッツ・オッケー!」。負傷後、初めて発した言葉は極めて前向きなものだった。
ほとんどの選手を乗せた大型バスではなく、その後に到着したワゴン車から降りてきた。リュックを背負い、歩く姿はスムーズ。表情も明るかった。朝一番の円陣にも加わった。練習はもちろんナインと完全に別だったが、帰り際のOKサインが示すように悲愴(ひそう)感は感じさせなかった。
関係者の話を総合すると、3月28日のシーズン開幕に影響するような腰痛ではなかった。藤川監督が構想する新打線は「4番・森下」。核がいきなり不在という最悪のシナリオを回避できる可能性が高まった。
もちろん、痛めたのが腰だけに、復帰までの期間は慎重を期す。あと1週間ほどは完全別メニューが決定的になっていることが判明した。試合復帰へのスケジュールは白紙にしてあるという。22、23日のオープン戦と、沖縄での最終戦となる24日の練習試合DeNA戦も見送ることが濃厚になった。次に試合で元気な姿を見せるのは、3月上旬になりそうだ。
球団内では「この時期で本当によかった」という見解で一致。腰痛は、キャンプを通じて行ってきたハードワークが原因になっている可能性が高い。藤川監督は前日12日に「アスリートとしてギリギリを攻めてる証拠。また強くなって、何日かして戻ってきてくれたら。こちらがコンディションの管理を必死にやるので、思い切ってやってほしい」と森下の積極的な練習姿勢を認めていた。
当面は制約がついたトレーニングになるが、決して後退ではない。監督が言う通り、虎の新4番は強くなって戻ってくるはずだ。