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1日の米国市場ダイジェスト:NYダウは420ドル安、保護貿易への警戒感が高まる


■NY株式:NYダウは420ドル安、保護貿易への警戒感が高まる

1日の米国株式相場は下落。ダウ平均は420.22ドル安の24608.98、ナスダックは92.45ポイント安の7180.56で取引を終了した。朝方はパウエルFRB議長の2度目の議会証言を見極めたいとの思惑から前日終値を挟んでもみ合う展開となった。しかしながら、トランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに商務省の提言を上回る25%と10%の輸入関税を賦課する計画を明らかにし、保護貿易への懸念から大幅下落となった。ダウは、一時600ドルに迫る下落となったが、引けにかけてやや下げ幅を縮小した。セクター別では、家庭用品・パーソナル用品や公益事業が上昇する一方で自動車・自動車部品や資本財が下落した。

トランプ大統領が明らかにした関税計画を受けて、鉄鋼大手のUSスチール(X)や非鉄大手のセンチュリー・アルミニウム(CENX)などが上昇。クラウドベースの顧客管理ソフトなどのセールス・フォース(CRM)や家電量販店のベストバイ(BBY)は、決算内容が予想を上振れ堅調推移。一方で、小売のコールズ(KSS)や書店のバーンズ・アンド・ノーブル(BKS)は、決算内容が嫌気され下落した。

トランプ政権による関税計画は、カナダ、メキシコとの北米自由貿易協定(NAFTA)に与える影響が大きく、両国の反発が予想される。


■NY為替:貿易戦争激化を警戒して円買い強まる

1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円20銭へ上昇後、106円16銭まで反落し106円26銭で引けた。米週次新規失業保険件数がほぼ50年ぶり低水準となったほか、2月ISM製造業景況指数も2004年5月来で最高に達しドル買いが一時優勢となった。しかし、トランプ米大統領が、鉄鋼やアルミニウムに大幅な追加関税を課す計画を発表すると、貿易戦争が激化するとの警戒感からドル売り、リスク回避の円買いに拍車がかかった。ユーロ・ドルは、1.2155ドルから1.2273ドルまで上昇し1.2265ドルて引けた。安全資産としての米国債が買われ債券利回りの低下で、ユーロ買い・ドル売りが強まった。ユーロ・円は、130円79銭へ上昇後、129円76銭へ反落。株安を警戒したリスク回避の円買いが加速した。ポンド・ドルは、1.3712ドルへ下落後、1.3785ドルへ反発。ドル・スイスは、0.9491フランへ上昇後、0.9410フランへ反落した。


■NY原油:続落で60.99ドル、供給増加を警戒して売り強まる

NY原油先物4月限は続落(NYMEX原油4月限終値:60.99 ↓0.65)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比−0.65ドルの60.99ドルで通常取引を終えた。一時60.18ドルまで売られた。供給増加への警戒感が高まっていること、米国株の続落、金利先高観などが原油先物の反発を抑制している。原油在庫は短期的にさらに増える可能性があることや、イラクがキルクーク産の原油輸出を近く再開するとの観測も引き続き材料視されたようだ。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  31.48ドル -0.62ドル(-1.93%)
モルガン・スタンレー(MS) 54.49ドル -1.53ドル(-2.73%)
ゴールドマン・サックス(GS)256.78ドル -6.15ドル(-2.34%)
インテル(INTC)      47.84ドル -1.45ドル(-2.94%)
アップル(AAPL)      175.00ドル -3.12ドル(-1.75%)
アルファベット(GOOG)   1169.52ドル -35.21ドル(-3.19%)
フェイスブック(FB)    175.94ドル -2.38ドル(-1.33%)
キャタピラー(CAT)     150.23ドル -4.40ドル(-2.85%)
アルコア(AA)       45.07ドル +0.10ドル(+0.22%)
ウォルマート(WMT)     89.08ドル -0.93ドル(-1.03%)
スプリント(S)       5.25ドル +0.06ドル(+1.16%)




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