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火事で全焼した家で「九死に一生」を得た猫たち 台所のシンクが命を救った!オーストラリア


自宅が全焼!取り残された愛猫

燃え盛る建物

画像はイメージです

2024年5月24日、オーストラリアのメルボルンにある住宅で火災が発生しました。この家に住むDwayne Arissさんの息子Ryanさんが気づき、2人は命からがら燃え盛る建物から逃げ出したのです。

しかし、家の中には、まだ2匹の飼い猫「Smokey」と「boo」が残されていました。

翌日、全焼して跡形もなくなった建物を前にした2人は、愛猫は亡くなってしまったと信じて悲しんだのです。

「火事の直前、猫たちは台所にいました。わたしたちが避難したとき、猫も逃げたものと思っていたのですが…」というDwayneさんです。

焼け跡から見つかった2匹

火災現場から救出される猫

画像はイメージです

気落ちしたものの、なんとか回収できる所持品はないかと焼け跡を探していた2人は、うれしい驚きに跳び上がりました。Smokeyが突然目の前に現れたのです。この猫はうまく車のボンネットの下に避難していたようです。

一方、Booの姿はどこにも見当たりません。焼け死んでまったのでしょうか?

「焼け跡に数時間とどまり、あちこちをひっくり返して探しました。最後に残ったのは、台所の流し場です。ここにいなければ、もう2度と会えないだろうと思ったのです。シンクの上に崩れ落ちていた天井の残骸をどけてみると、何と、なかにBooがいるではありませんか。シンク内に隠れて、生き延びていたのです」と振り返るDwayneさん。

保護団体が治療費を支援

エリザベスカラーをつけた猫

画像はイメージです

Booの命は助かったものの、シンクに逃げ込んだときに4本の足に重度のやけどを負ってしまいました。しかも恐怖の体験に、強い精神的ショックを受けたようすです。

Booには、長期にわたる高額な治療が必要です。これを知った動物保護団体「Pets of the Homeless」が、回復の道のりを支援してくれることになりました。

「Booのやけどは重症なので、わたしたちが獣医の治療費を負担しています。昨今、動物病院にかかる支出は大変高騰しているし、ましてDwayneさんのように火事ですべてを失ってしまった方には、とても払えるわけがありませんから。お2人のために、できるだけの支援をしていきます」というのは、同団体CEOのYvonne Hongさんです。

DwayneさんとRyanさんが、愛猫とともにできるだけ早く生活を再建し、ふたたびみんなで楽しく暮らせるよう願ってやみませんね。

出典:Cat miraculously survives Melbourne housefire by hiding in kitchen sink


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