NTNは、創業100周年事業における地域社会との共生に向けた施策のひとつとして、風と太陽光を利用して発電する「NTNハイブリッド街路灯」を石川県と羽咋市、羽咋郡志賀町に計3基寄贈した。
NTNは、2018年3月1日に創業100 周年を迎えるにあたり、これまでの支援に対する地域への感謝と、これからも共に歩んでいくという思いを込めて、国内5地域に計17 基の「NTNハイブリッド街路灯」の寄贈を予定している。2017年8月には三重県桑名市に5基寄贈した。
「NTNハイブリッド街路灯」とは、風力と太陽光のふたつの自然エネルギーで発電した電力をバッテリーに充電し、夜間に LED 照明を点灯する装置。独自の翼形状を持つ垂直軸風車の採用により、風切り音の発生を抑え、高い静粛性を特長としているため、公園や学校などの公共施設や商業施設など地域社会に密着したさまざまな場所で設置が可能。付属バッテリーは満充電状態で 5 日間分の照明用電力を賄い、独立電源型であるため、災害時や停電時は非常用電源としても使用することができる。
今回寄贈する3基の「NTNハイブリッド街路灯」は、石川県立七尾東雲高等学校と羽咋市の道の駅「のと千里浜」、志賀町の道の駅「ころ柿の里しか」に設置され、地域の災害避難場所への誘導灯や防犯照明灯、非常用電源として活用する。
NTNは石川県において、NTN羽咋製作所とNTN宝達志水製作所、NTN志賀製作所、NTN 能登製作所の4つのグループ会社で各種産業機械用軸受を製造。2017年7月にはNTN能登製作所に熱処理工場を新設し、能登地区における軸受の一貫生産体制を確立、さらなる競争力の強化に努めている。