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【中日】引退の中田翔、一番の思い出はお立ち台「僕にとっては特別な1日でした」/一問一答全文


現役引退を表明し会見する中田(撮影・森本幸一)

今季限りでの現役引退が発表された中日中田翔内野手(36)が15日、バンテリンドームで引退会見に出席した。中日加入から2年。プロ18年目の今季は25試合で打率1割6分1厘、2本塁打、4打点。ファーム調整を経て7日に1軍再登録されるも、3打席のみで12日に出場選手登録を抹消されていた。

一問一答は以下の通り。

-自分の口から引退を伝えた今の気持ち

そうですね、はっきり言って、すごく悔しいですし、こういう形で終わってしまうっていうのはね、すごく情けない気持ちでもありますけど、でも、何かこうスッキリしたというか、これで考え込まなくて済むのかなっていう思いにはなりました。

-悔しい中でもスパっと決められたのは

いや、スパッと決められたわけではもちろんね、ないけども、やっぱり自分の思い通りにね、バットが振れて、何も違和感もなくね、打席でフルスイングもできるんであればね、やっぱりもう少しやりたかったっていうのがね、本音ではありますけど。

-昨日の夜はどういう心境

まだシーズンがね、終わったわけではないですし、先ほども言ったように1軍はCSに向けて争ってるので、こんな邪魔したくないなっていう思いもありましたし。でも、ファンのみなさんに対してはね、やっぱ早くこういう場で、自分の口からね、報告したかったっていうのは、ずっと考えてたことでもあるんで。今日こうやってみなさんの前でね、話をすることができてよかったのかなと思います。

-野球が嫌いになりかけていた。何が一番そうさせたのか

やっぱり、この体がね、思い通りにならないっていうストレスも、もちろんありましたし、その中で追い打ちをかけるように結果も出ないっていうね。いろんなことが重なって、ほんとに、ここ2年、3年ってすごく野球に対してマイナスの方でね、考え込んでしまった2、3年だったと思いますし、嫌いになるって言えば、ちょっとこう野球に対してね、失礼だと思うんですけど、それぐらいやっぱりマイナスの方でずっと考えてしまってた自分もやっぱいますし。そういう気持ちではあったかなっていう感じですね。

-逆に一番良かった思い出は

まあ、いろいろあるけども、やっぱりドラゴンズ来て、お立ち台に立った時にね。ほんとに。ファンのみなさんの声援であったり、待ってたぞっていうようなね、言葉であったり、そういう言葉っていうのは僕の中では一生残り続けるものだと思いますし、お立ち台っていうのは僕にとっては本当に特別な時間だったなっていうふうには…。周りから見たらね、たかが1回のお立ち台なのかもしれないですけど、僕にとってはすごく特別な1日でしたよね。

-ほかにもタイトルとったり、日本一になったりある中で

やっぱそこが今、一番印象深いというか。ドラゴンズに来てね、僕が何度もお立ち台に立ってるのであればね、話は別ですけど、やっぱ1日っていうのは、僕の中ですごく頭の中にパッとこう出てきた思い出ですし、あの時にかけられた、ファンの皆さんからね、かけられた言葉っていうのは、何かこう、僕の中で心打たれるものがありましたし、自分自身もね、いろいろと悩んでた時期っていうのも重なったのかもしれないですけど、あの日っていうのは、ほんと特別でしたね。

-家族に報告された時に、どんな反応

反応。おかんもね、嫁も覚悟はしてたみたいで、こういう世界なんでね、もう今までこの18年間、悔いの残る形でね、辞めていった選手、先輩方を見てきてますんで、『今年か』っていうような感じではありましたけどね。家族はね。

-お子さんたちにも

一応、昨日、一番上の長女はね、もっと前から、その状況というのは理解してたと思いますけど、下の2人はね、話しても大してわからないんで、まだ多分分かってはないと思うんですけど、でも、昨日今日で、しっかりと言いましたけどね。多分、まったくわけが分かってないんでね。『パパは今年でね、もう野球辞めるから』っていう話をね、長男にしても、やっぱ長男も多分理解はしてないんで、今日の朝イチもね、『パパは次サッカー選手になるの?』。っていう返しが帰ってきたぐらい、多分意味が分かってないので。でも、しっかり報告はしましたけどね。

-大野ら10人が花束を持って駆けつけた

いや、ほんとにありがたいことですし。まったく聞いてなかったので、もちろんびっくりもしましたけど、本当にこう、今までドラゴンズでももちろんそうですけども、日本ハム、読売巨人軍、こうしてドラゴンズ。ほんとに僕、もちろん指導者の方々だったり、スタッフのみなさんであったり、こういう先輩後輩、チームメートにもね、すごくこう、恵まれた野球人生だったなっていうふうに思います。

-日本ハムが一番長いキャリアだが、印象深いものは

もちろん優勝であったり日本一というものも経験させてもらいましたし、初めに言ったように、やっぱり僕を育ててくれたのは日本ハムだというふうに思ってますし、そこは誰が何と言おうが、僕の中ではそういう気持ちっていうものはやっぱり変わらないですし。その中で、ジャイアンツ、ドラゴンズのユニホームを着られたっていうこともね、本当に幸せなことですしね、こうやって名古屋に来れたっていうのは、ほんとに、日本ハムにいる時は、当たり前ですけど、予想もしてなかったので。僕にとってはほんとすごくいい経験になりましたし、本当にこの野球を通して、いろんな楽しい思いを、させてもらえたなっていう感じですかね。

-その中で、すべてを通して自分の中でずっと貫いてきたものは

貫いてきたこと。やっぱりなんか中田翔は中田翔らしく、その中でね、もちろん批判であったり…たくさんありましたけど、自分の中でのスタイルというものは、変えてはダメだっていうふうにずっとやってきたつもりです。

-ジャイアンツで過ごした期間も濃い時間だったのかなと

そうですね。もう本当、ジャイアンツでも本当にすごく先輩方にお世話になりましたし、いろんなことを学ばせてもらっていく中で、勝ちに対してのプレッシャーであったり、勝って当たり前じゃないですけど、そういう、やっぱどうしてもそういう見られ方をね、してしまってるっていうのも、こうやってチームに入って初めてわかりましたし、その中で普段どれだけのプレッシャーを感じながら選手たちがグラウンドに立ってるかっていうのを間近で見て、勇人さんであったりね、長年やってきてる方々がそういう大きなプレッシャーを抱えてリードに立ってるっていうことも、やっぱチームメートになって気づけたところでもあるので、ジャイアンツで2年半本当に自分にとっては濃い2年半だったなと。

-結果を出せば撤回も?

それはもうないですね。自分の中でそういう決断を下した以上、結果がどうあれ。自分の中ではまた最後活躍して終わりたいという気持ちはあったんですけど、気持ちと体が一致しなかったっていうのもありますし、そこで決めたことは変わるってことはもうなかったですね。

-これまでのいろいろな監督に連絡とか

もちろん、もちろんさせていただきました。誰がっていうのはあれですけど、やっぱほんとに皆さん、これから人生の方が長いから、しっかりとね、精進して、謙虚にやっていきなさいという、言葉に添えて、よく頑張りましたねっていうおつかれさんという言葉をみなさんにかけてもらいました。

-栗山監督とのやりとりは?

もちろん電話でも話しましたし、スタートはね、梨田さんから始まり、そのあと、栗山さんが確かに一番長かったですかね。ああいう方なので、もう本当に何もしてやれなくてっていう、そういう話にね、なりがちなんですけど、でも、これから翔と俺の付き合いはこれからの方が長いからなっていう、ほんとに僕からしてはね、ありがたい言葉をかけてもらいましたし、電話でもそういう話はしましたね。

-36歳の中田翔が、1年目の中田翔にアドバイスなり、言葉をかけるので、もしなんか最後あれば

どうだろうな。ビッグマウスはやめとけよ。そのビッグマウスで良い意味でも悪い意味でもたたかれたので。

-それがファンに愛された面も

それでこういうキャラ好きやわって言ってくれるファンの方もいましたし、なんやこいつ生意気やなって言われることもたくさんありましたけど、中田翔という人間を貫き通す意味でもそれで良かったのかなと思いますけどね。

-最後ファンの皆さんであったり、チームメートの皆さんにどういう姿を見せて締めくくりたいなっていうのは

体のコンディションの面があるので、どうしたいしたいっていうのは、はっきりとは今の現時点ではわからないですけど、しっかり自分の最後ユニホーム着ている姿をね、やっぱり自分を応援してくださったファンの皆さんにはね、最後見届けてもらいたいなと思いますし、そりゃ一番はこの舞台で活躍して、お立ち台でとかね、そういういろんなことはもちろん頭の中にはありますけど、こういう世界なので、やっぱ思った通りにいかないっていうのがこの世界なんで。どういう形で、最後の最後、どういう形になるかはわからないですけど、はじめの方にいった通り、やっぱりしっかり下で若い子たちと汗をかいて、最後はほんとにすがすがしい気持ちでユニホームを脱げたらいいかなっていう風に思います。

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