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【東京V】城福監督、天皇杯ショック一夜明け「タイトル狙っていたのでまだ受け入れられない」


天皇杯敗退から一夜明け、東京Vの城福浩監督はあらためて悔しさを口にした

東京ヴェルディ城福浩監督(64)が天皇杯敗退から一夜明けた14日、あらためてショックの大きさを口にした。

中2日で迎える次節京都サンガ戦(16日、サンガS)に向け、トレーニングの後にメディア対応で、胸の内をこう明かした。

「僕はもう本当に(タイトルを)狙っていたので、まだ受け入れられてないです。僕が切り替えなきゃいけないくらい。ちょっと昨日の試合運び、2失点の場面も含めて…、あの時間帯に1点しか取れなかったこと含めて、明日しっかり冷静に選手にフィードバックしなければいけないけれど、正直僕も時間かかっています。未来永劫、天皇杯でいろんなチャンスがあるわけじゃない。そう思って僕は臨んでいるので、ケガしている選手がいるとか、選手層が薄いとか関係なく、選手も含めて切り替えていかなきゃいけない」

13日の天皇杯4回戦(ラウンド16)名古屋グランパス戦に1-2の逆転負けを喫した。

前半12分に新井悠太の個人技から先制するなど序盤は申し分ない展開だった。しかし前半26分にFW永井謙佑に揺さぶられ、左からクロスボールを入れられ、ゴール前のこぼれ球を押し込まれて失点。

勝負のかかった後半35分にMF松橋優安がエリア内で相手選手を倒してしまいPKを献上、これをMF稲垣祥に決められた。その後はボールを持つ時間が長い中、外回しのパスばかりでエリア内へ効果的なパスがないまま試合終了となった。

8日間で3試合という過密日程で、主力メンバーをベンチや先発から外して臨んだ中、攻守に迫力を欠き、勝負への貪欲な姿勢、ハングリーさも見えなかった。その試合後のベンチ前で、城福監督は鬼の形相で選手たちを叱責(しっせき)。さらに会見では「あの状況でバックパスを選択する選手、横パスを選択する選手を自分が育てた」と怒りを押し殺しながら話していた。

それから約12時間後にはいつも通りチーム練習を行った。昨夜の試合を戦ったメンバーは疲労抜きで参加は自由だった。

城福監督は全体練習後、日課とするスタッフでの「鳥かご」で大量の汗を流した。ウエアは汗でびっしょりだったが、気持ちの方は一掃できず、モヤモヤ感は残ったままだった。

「具体的な戦術的なところは明日少しミニマムに示しますけど、どれだけ勝ちたかったか、勝つためには本質のところで何をしなきゃいけなかったかっていうところは1回共有しないと。どうやって攻めるんですか? という疑問符が付いているようだと勝てないですよ。ゴールに向かってペナの中に入っていかないと。そこに対する入り方っていうのはもちろん、あるいはサイドの崩し方みたいなところは、戦術の基本中の基本ですけど、もっと本質的なところがピッチの中でみんなで共有できないと。トーナメントで、最終盤が、自分としてはあの2失点も納得いってないですけども、ここはまだまだ学ばないといけないとこだなというふうに。勝負のキワのところなんでね。これをピッチの中で誰かが言い出すのかも含めて、まだ自分の指導が本当に足りないんだなとつくづく感じました」

今季リーグ戦を見れば、ここまで25試合で複数得点(2点)は4試合のみ。しかも3点以上はない。得点力は大きな課題となっている。

「相手の対策もそうなですけど、(天皇杯名古屋戦で)1失点目のエラーが起きた時に、何十メートルも走って突っ込んできたのは相手のボランチなんですよ、ゴールエリアに。じゃあ我々のボランチが負けている状況でゴールエリアまで突っ込んでいったのかっていうと。こういうことを修正できなかったら、このチームはやっぱり難しいなと。なので、相手チームよりかは、自分たちが本当に点を取りたいンダったらどういうハードワークをするのか、どういうプレースタイルに自分のプラスアルファを加えていかなきゃいけないのか、っていうのは肝に銘じないと。迫力ある得点の可能性のある自分たちの時間帯の時に追加点を取るっていうことは、今シーズンそれを叶えることは難しいかなって思います」

そして挑むアウェーの京都戦。天皇杯とはもちろんメンバーは変わるが、大事にすべきものは変わらない。どのチームよりも走り、スキなくコレクティブに戦うのみ。城福監督の厳しいカンフル剤が、選手たちの心を刺激し引き締める作用となるか。次はリーグ戦だがトーナメント戦を戦うがごとく、一戦必勝の姿勢で立ち向かう。【佐藤隆志】

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