
<全国高校野球選手権:神村学園-創成館>◇13日◇2回戦◇甲子園
創成館(長崎)の背番号11、奥田晴也投手(3年)が6回無安打無失点で交代した。
サイドスローからテンポ良く打ち取った。6回まで4四死球も、打たれた安打は0。130キロ台の直球に、スライダーを織り交ぜ、凡打の山を築いた。強打の神村学園(鹿児島)を相手に堂々の投球を披露した。
0-0で迎えた7回1死に9番打者で打席が回るも、代打を告げられてベンチに下がった。
今大会の開幕戦となった5日小松大谷(石川)との初戦はエース森下翔太投手(3年)が先発。9回を6安打1失点、計13奪三振で完投勝ちしていた。
夏の長崎大会ではエース森下が全5試合に先発しており、奥田の先発はこの日が今夏初めてだった。
試合前、稙田(わさだ)龍生監督(61)は「速い球に(神村学園)が強い印象があります。緩急をつけてゲームをつくってくれるだろうなと思っています」と期待していた。