
<ドジャース-アスレチックス>◇13日(日本時間14日)◇ドジャースタジアム
ドジャース佐々木朗希投手(23)が、長期離脱する可能性が出てきた。アスレチックス戦の試合前、右肩のインピンジメントで負傷者リスト(IL)入りすることが球団から発表された。デーブ・ロバーツ監督(52)によると、数週間前から同カ所に違和感があったという。先発では開幕から左腕ブレイク・スネル投手(32)、右腕タイラー・グラスノー投手(31)ら主力投手が続々と故障で離脱。苦しい台所事情が続く中、チームにとってさらなる痛手となった。
ロバーツ監督は試合後「分かっている限りでは、去年と同じような症状だということ。ここ数週間、違和感を感じていたようだ。チームの投手状況を踏まえて、チームのために投げ続けようとしてくれていた」と説明。リリーフ陣ではマイケル・コペック投手(29)が同じく右肩のインピンジメントで60日間のIL入りとなっている。佐々木も同じような状況なのか、同監督は「推測することはしたくない」と話すにとどめた一方で、今後はノースローで様子を見ることに関しては「どれくらいの期間になるかは分からないが、ノースローの期間が必要になる」と見通しを明かした。
<佐々木朗希の主な離脱>
◆21年 プロ2年目の5月に1軍デビュー。この年は全11試合のうち中9日以内の登板が2度だけ。登板間隔を十分に空ける起用となり、出場選手登録を9度抹消された。
◆22年 中6日先発が4度続いた4月に疲労を考慮して登録抹消(次回は中11日)。7月に右手中指のマメをつぶし中32日。9月には疲労回復が遅いとして登録抹消。
◆23年 5月に右手中指のマメのため中22日。7月には左脇腹肉離れのため、出場選手登録を抹消。復帰まで中47日かかった。
◆24年 上半身の疲労回復に遅れが見られるため5月に登録抹消(中14日)。6月には右上肢のコンディショニング不良により再び離脱。吉井監督は「また同じような症状だったらしい。中6日ではきついということだった」と説明。次回は中53日となった。
◆インピンジメント 衝突という意味で、肩関節を動かす際に骨や筋肉の衝突が起きることで痛みが生じる。野球選手の投球障害の一種。股関節などで生じるケースもある。