
ドジャース佐々木朗希投手(23)が右肩痛で15日間の負傷者リスト(IL)入りしたことを受け、MLB公式サイトは「期待された佐々木朗希のルーキーシーズンは、またしても不本意な展開を迎えてしまった」と伝えた。
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)は13日(日本時間14日)のアスレチックス戦前の会見で、佐々木が前回登板後に右腕の痛みを抱えていたと明かしたが、直後にIL入りが正式発表された。
佐々木は前回9日(同10日)の敵地ダイヤモンドバックス戦に先発するも4回5安打5失点、2四球で降板。三振を1つも奪えず、フォーシームの平均球速は94・8マイル(約152・6キロ)だった。同サイトも「今シーズンの平均から1マイルも遅く、メジャー移籍後初めて三振を奪えなかった」と指摘した。
佐々木は昨オフにロッテからポスティングシステムを利用し、争奪戦の末にドジャースと契約。同サイトは「ドジャース、そしてMLB全体からも、佐々木は大谷や山本のように即座にインパクトを残すだろうと期待されていた。だが、ここまでのシーズンは8試合で1勝1敗、防御率4.72と苦戦。計34回1/3は1試合あたり4回1/3未満で、三振数(24個)と同程度の四球(22個)を与えている。また、日本でのピーク時よりも速球の平均球速が3、4マイル低下している」と懸念点を挙げた。
ドジャースの先発陣にとっても大きな痛手となる。投手陣は故障者が相次いでおり、開幕ローテではスネル、グラスノーに続いて3人目のIL入り。現時点のローテは山本、ナック、ゴンソリン、メイ、そして17日に復帰予定のカーショーの5人となっている。