
パドレスは21日(日本時間22日)、前日のアストロズ戦で相手野手と衝突し病院に搬送されたルイス・アラエス内野手(28)が脳振とうによる特例措置で7日間の負傷者リスト(IL)入りしたと発表した。
アラエスは20日の試合で初回に犠打を試み一塁へ向かったが、ベースカバーに入った二塁手デュボンと塁上で交錯。その場に倒れ込み、担架で緊急搬送されていた。球団公式Xは試合中に「アラエスは検査のため病院に搬送された。容体は安定し、意識もあり、反応もしている」と状況を伝え、アラエス自身もインスタグラムで「必要な検査を受け、幸いなことに心配するようなことは何もありません。現在は安静にしています」と報告していた。ESPNによるとアラエスは試合後には検査を終えてクラブハウスに戻っていたという。
シルト監督は、一夜明けたアラエスの状態についてMLB公式サイトに「首の張りはあるが、我々が懸念していた認知機能に関する問題はない」と説明。チームはこの日からデトロイト遠征だが、アラエスは追加検査を行うためサンディエゴに向かうという。
ベネズエラ出身のアラエスは22年にツインズ、23年にマーリンズで首位打者を獲得。昨季途中にパドレスに移籍し、リーグトップの打率3割1分4厘を記録して3年連続の首位打者に輝いた。今季は打率2割8分7厘、3本塁打、7打点、OPS.755。