
<楽天-日本ハム>◇10日◇楽天モバイルパーク
日本ハムのアリエル・マルティネス捕手(28)が右肘の違和感のため、出場選手登録を抹消された。
試合前に取材に応じた新庄剛志監督(53)は「打撃の調子も(よくなかった)。ずっとベンチが多かったから、それも(マルティネスにとっては)ダメだなって考えていた時に、肘もちょっと違和感があるということで」と総合的な判断で抹消を決めたという。
マルティネスと同じく一塁を守る野村佑希内野手(24)が先週、右太もも裏の違和感を覚えたこともあり、現状は左翼守備に就かせることができない。また、DHには好調なフランミル・レイエス外野手(29)もいる。出場機会が限られていたマルティネスは、ここまで6試合出場(スタメン3試合)で打率9分1厘にとどまっていた。「1回リフレッシュというか、もちろん肘も治して、去年レイエスにしたように鎌ケ谷で(調子を上げてもらう)。鎌ケ谷で、ゆった~りゆった~り打席の中でポイントさえつかんできたら、すぐ1軍で。ベンチも面白くないでしょ。家族と会ってもらってリフレッシュして。先、長いですから。そっちの方が(復調も)早いと思う。ここで、なんかもう常に代打で結果を出さないといけないっていう緊張感の中、向こう(打席)に行ってもバットが出てこないから」と早期の復調を期待した。
急きょ決めた入れ替えで、代わりに昇格したのは若林晃弘内野手(31)だったが、試合前練習には合流が間に合わなかった。新庄監督は「ちょっと連絡した時には、まだジムにいて。(キムタク風に)『ごめん、ちょ来いや』って(笑い)。試合にはちょっと(間に合うか)わからないですけど、登録はした」と説明した。