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【日本ハム】吉田賢吾“四度目の正直”V打、挽回チャンスくれた新庄監督のアドバイス生かした


2023年10月20日、京セラドーム大阪で行われたオリックス対日本ハム戦で、日本ハムの捕手吉田賢吾選手が重要な決勝打を放った。試合は0-2で日本ハムが勝利。吉田選手は、試合中3度も凡退した後の7回表、2死満塁の場面で初球を捉え、先制の左前適時打を決めた。この一打で、チームが3カードぶりの勝ち越しを決め、首位オリックスとの差を1ゲームに縮めた。新庄監督からの「ボールを見過ぎている」という助言を元に、攻撃的にスイングすることに集中した結果、チームの勝利に貢献。今回は、吉田選手自身にとっても重要な一振りとなり、「自分の今後の生活がかかっている打席」として全力でプレーに臨んだ。その成果としてファンとチームに大きな勝利をもたらした。

オリックス対日本ハム 7回表日本ハム2死満塁、左前適時打を放ち笑顔を見せる吉田(撮影・和賀正仁)

<オリックス0-2日本ハム>◇20日◇京セラドーム大阪

日本ハム吉田賢吾捕手(24)が、オリックス戦(京セラドーム大阪)で値千金の決勝打を放った。

好機で3打席連続凡退して迎えた7回2死満塁で、初球を捉えて先制左前適時打。新庄監督から受けた助言を生かしながら、今後の野球人生もかけた一振りで“四度目の正直”となった。チームは3カードぶりの勝ち越しを決め、首位オリックスとのゲーム差を「1」とした。

    ◇    ◇    ◇

吉田は心の中で、先に謝っていた。「ファンの皆さんには申し訳ないですけど、アウトになるのは3回も4回も一緒だなと思って割り切った」。1、3、5回と3打席連続で好機で凡退したあとに7回2死満塁で打席へ。「こうなったらマインドが全て。自分の持ち味は積極的にボールにスイングをかけていくところ」と、原点回帰で初球スライダーを引っ張って、先制の左前適時打を放った。

休養でスタメンを外れたレイエスの代わりに「5番DH」でスタメン出場すると「さすがに、こんなに回ってくるか…」とチャンスばかりが巡ってきた。試合中には野村から「今日は“お前の日”だよな」と言われたが、自覚もあった。7回は「自分の今後の生活がかかっている打席だと認識していた。勝っても負けても自分。全責任を負うつもりでいきました」。最後は自分自身にかけたプレッシャーに打ち勝った。

新庄監督のアドバイスも“四度目の正直”のスパイスとなった。「(5回の)3打席目が終わった後に監督から『ちょっと今日、ボール見すぎてない』と」。

先発宮城に対しては本塁打も放った4日の対戦を踏まえて「空振りしたコースやボール球に手を出したらしんどくなると分かっていた。逆にそこの判断で1個(打つポイントが)差されちゃう感覚だった」。洞察力、分析力が優れているからこそハマった落とし穴から、吉田を救った指揮官は「あそこは行かせるべきでしょ」と挽回のチャンスを与えてくれた。吉田も助言通りに「見すぎない。打てるコースが来たら打つ」と期待に応える大仕事。“吉田の日”は笑って終えられた。

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