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【日本ハム】万波中正、勘ピューター狂わせた代打弾 “先輩”のヒントから一球で満点回答


日本ハムファイターズは対オリックス戦で連敗を止める貴重な勝利を収めました。試合は2対2の同点で迎えた8回、2死一、二塁の場面で代打の万波中正選手が左中間へ劇的な3点本塁打を放ち、試合の流れを一気に変えました。この一発により、日本ハムはオリックスに対する連敗を4で止め、首位オリックスとのゲーム差を2に縮めることに成功しました。監督の新庄剛志氏も予想外の活躍に驚きを隠せず、自身の"勘ピューター"が狂ったとコメントしています。万波選手は自身の打撃について、「打った瞬間、まさかホームランになるとは思わなかった」としながらも、結果としてチームに貢献できたことに喜びを見せました。この勝利は、チームにとって重要な転機となりそうです。

オリックス対日本ハム 8回表日本ハム2死一、二塁、代打万波は左越え3点本塁打を放つ(撮影・加藤哉)

<オリックス4-7日本ハム>◇19日◇京セラドーム大阪

勘ピューター狂わせ弾!? 日本ハムはオリックス戦初勝利で、同カードの連敗を4で止めた。同点の8回2死一、二塁、万波中正外野手(24)がプロ初の代打3ランを放った。前日まで2試合7打数無安打と低迷し、開幕18試合目で初のスタメン落ち。新庄剛志監督(53)は「本当に分からん。僕の勘ピューターを間違いなく狂わせてくれてます」と、うれしい悲鳴を上げた。チームは連敗を2で止め、首位オリックスとのゲーム差を2に縮めた。

   ◇   ◇   ◇

自分でも分からない1発だった。2-2の8回2死一、二塁、代打で登場。万波はオリックス・ペルドモの初球、真ん中付近のスライダーを弾丸ライナーで左翼スタンドに突き刺した。「いや、ちょっと先っぽ気味だったんで。でも飛んだ打球のコースと打った感じからして、頭絶対超えるかなと」。自身の想像を超える弾道で、試合の流れを一気に変えた。

“代打弾先輩”のアシストを生かした。「(自身の前に代打で三振した)郡司さんがシュート攻めを食らってたんで、僕への布石でもあるかなと、後ろで見ていて感じた。まず初球スライダーを待って、甘く来たら思いっきり行こうと思っていました」。11日西武戦の延長12回に代打サヨナラ弾を放った郡司が、苦い表情で残した粋なヒントから、満点解答を引き出した。

15日のロッテ戦の最終打席から8打席連続凡退で、今季初めてスタメン落ち。新庄監督は調子が悪いからではなく「休憩させようかなと。今日はランナーがたまったら行くよと話はしていました。でも初球でね。びっくりしました」。今季1号も、直近4戦15打数1安打と低迷していた4月5日のオリックス戦の第1打席でかっ飛ばした。指揮官は「本当に分からん。2試合悪くても3試合目から一気に来るタイプだし、その辺は僕の勘ピューターを間違いなく狂わしてくれてます。今日は当たりましたけど」。ひらめきの天才も脱帽するほどの、ジェットコースターっぷりだ。

当の万波は「いいきっかけ? 分かんないってのが正直なところです。ちょっと…はい。日々頑張ります」。見ている人も打っている自分も分からない。やられっ放しの展開から一気に逆転する、燃える闘魂アントニオ猪木のようなドラマチック弾を、まだまだ量産していく。【永野高輔】

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