
<オリックス0-2日本ハム>◇20日◇京セラドーム大阪
日本ハム新庄剛志監督(53)が自身の“勘ピューター”的中率に驚いた。試合後の第一声で「どうした新庄剛志、めっちゃ代打当たってる(笑い)。日頃の行いがいいから、当たるだろうなって(笑い)。怖いぐらい」と振り返った。
5番DHでスタメン起用した吉田賢吾捕手(24)が5回までの3打席はいずれも好機で凡退していたが、7回に決勝の先制打。9回には代走起用した五十幡亮汰外野手(26)が二盗と失策で三塁まで進み、スタメンから外して休養を与えていたフランミル・レイエス外野手(29)を代打起用して適時打で追加点を挙げた。また、3番中堅でスタメン起用した松本剛外野手(31)も3安打をマークした。「吉田君をあそこ(7回)で代えなかった。吉田君は宮城君の球数が結構いってたんで次は右ピッチャーが来て吉田君が決めてくれると。レイエスも、昨日万波君を休ませたように今日休ませて代打でいこうと。五十幡君もよく走ってくれてね。松本君は昨日(8回の好機に)代打で交代して、めちゃくちゃ悔しかったと思うんですけど、その気持ちが今日につながると思って3番起用した」。しっかりと選手起用に根拠を持ってはじき出した“勘ピューター”起用だった。
投げては先発金村尚真投手(24)が今季2度目の完封勝利となった。「なんて言っても金村君だね。開幕戦のピッチングをそのまま今日、この球場でしてくれたような。完璧でした」と絶賛。首位オリックスとの3連戦は2勝1敗と勝ち越して、ゲーム差を1に縮めた。