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【ヤクルト】奥川恭伸6回途中5失点KO 年1度の坊っちゃんスタジアムで今季初勝利ならず


ヤクルトの先発投手である奥川恭伸は、松山・坊っちゃんスタジアムで行われた阪神との試合にて、初回に1点を失い、その後も粘りの投球を続けたが、6回に崩れ、最終的に5回1/3で8安打5失点という結果に終わった。試合は強い風の中で行われ、相手投手の才木はヤクルトの打線を無安打に封じた。奥川は地元のファンに勝利を届けたいという思いでマウンドに立ったが、その願いは叶わなかった。松山はヤクルトにとって秋季キャンプの地であり、特別な縁のある場所での試合だった。3月28日の巨人戦では6回無失点、4月6日の中日戦では5回5失点という成績で今季初勝利を目指していたが、今回もそれは実現しなかった。

ヤクルト対阪神 力投するヤクルト先発の奥川(撮影・前田充)

<ヤクルト-阪神>◇15日◇松山

愛媛・松山で今季初勝利とはならなかった。ヤクルト奥川恭伸投手(23)が、松山・坊っちゃんスタジアムで行われた阪神3回戦に先発。初回に1点を失った後は粘りの投球を見せたが、6回に崩れ、5回1/3、8安打5失点でKOされた。球団にとって縁の深い地での先発を託されたが、期待には応えられなかった。

   ◇   ◇   ◇

バックスクリーン上の掲揚台の旗は激しくなびいていた。年1度の松山・坊っちゃんスタジアムでの試合。伊予灘からの強い西風が吹き、風速は試合開始時点で8メートル、時に11メートルと表示された。午後6時で気温も約11度。温暖な瀬戸内の4月にしては肌寒い夜だった。

先発奥川のユニホームもはためいた。ただ簡単には崩れない。初回に先制点を失った後、5回までは3者凡退1度だけながら1失点で耐えた。3回は1死二塁で森下をスライダーで遊ゴロ、佐藤輝は136キロフォークで3球の空振り三振とした。

投げ合う相手は才木で、勝つにはローゲームと覚悟していた。味方の打線も序盤から虎のエース格に無安打に封じられた。ただ試合の風向きを、自分の手で変えることはできなかった。6回、一気に押し込まれた。1死から森下に右前打を浴びると、佐藤輝に右中間適時三塁打、さらに大山に中前適時打を献上。続く前川の右前打を含め4連打を浴び、降板を告げられた。

松山・坊っちゃんスタジアムは秋季キャンプの地。「すごく松山市としてスワローズを応援してくださっている。勝つゲームを皆さんの前で見せたい」と話していた。また今年2月に当時の代表取締役会長CEOオーナー代行・衣笠剛さん(享年76)は愛媛出身でもあった。「いい勝利を届けたい。ずっと僕たちの試合はやっぱ追っかけてくれてると思う」と気持ちを高め、マウンドに向かった。ただ5回1/3を8安打5失点。結果は導けなかった。

今季3度目の登板だった。6回無失点だった3月28日巨人戦、5回5失点だった4月6日中日戦に続き、今季初勝利はお預けとなった。冷たい風の中、悔しさをかみしめた。【上田悠太】

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