
WBC米国代表は14日、ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジ外野手(32)が来春の第6回大会で主将を務めると発表した。マーク・デローサ監督とニューヨーク市内で会見に応じたジャッジは「自分の国を代表する機会を得られるのは特別なこと。年を取りすぎて、マークに必要とされなくなる前にチャンスをもらえてよかったよ」と話した。
ジャッジは前回23年の第5回大会では、米国代表入りを辞退していた。当時はジーター以来のヤ軍主将に任命されたばかりで「ヤンキースをあるべき場所に戻すために大きな存在になりたかったので、最初の春季トレーニングを欠席するわけにはいかないと思った」と、自宅で準優勝を見届けた。昨季はヤ軍を15年ぶりのア・リーグ優勝に導き、機は熟した。ペティット投手コーチに代表入りの希望を伝えていた。
トラウト(エンゼルス)から主将の座を受け継いだ。デローサ監督は「彼がやるべき」と、トラウトからお墨付きを得ていたと明かした。ジャッジは「彼には絶対に外野で一緒に守ってもらわないと困るよ」と冗談混じりに話した。その上で「1年間お互い競い合っている選手が1つのチームとして集まる。これは本当に特別なこと」と、2大会ぶりのV奪還へ一丸となる決意を示した。