
<DeNA5-4ヤクルト>◇12日◇横浜
ヤクルトが1日で首位を譲った。5点を追う9回。先頭宮本が中前打を放つも2者連続三振で追い込まれた。そこから3安打2四球とつないで1点差まで詰め寄った。なおも2死一、三塁と見せ場をつくったが、松本直が右飛に倒れた。土壇場の粘りは及ばなかったが、高津監督は「ゼロで終わるよりはよかったと思います」と話した。
球界でも39年ぶりの珍事となる2試合連続降雨ノーゲームもあり、前夜は373日ぶりに単独首位に立った。ただ、この日はDeNA先発ケイに7回まで2安打に封じられるなど、8回までは三塁すら踏めなかった。連勝が2でストップし、勝率は5割に逆戻り。指揮官は「初回から8回まで何もできなかった。全く手も足も出なかった。全体的に低調ですね」。チーム打率1割9分7厘の打線の奮起を求め、またも雨予報の13日DeNA戦へと気持ちを切り替えた。