
“雨男”の嫌な予感が的中した。左腹部に違和感を感じて、出場選手登録を外れていたDeNAバウアーが古巣復帰後2戦目に臨んだ。
1回2死からヤクルトのサンタナに内野安打を打たれるも、それ以外は安打を許さず。3回無失点、37球の省エネ投球も天気までは操れなかった。ゲリラ豪雨で3回無死一塁でノーゲーム。「僕が登板する日は大体雨が降るので予想どおり。今日の登板は存在しなかったものなので、ライブBPのようなものですね」と苦笑いした。
この登板に向けたブルペン入りの日も、投げるために外に出た瞬間に雨が降り出した。天気予報からこの日も警戒していたが「去年、メキシコでも雨男でした」と予感が的中した。それでも投球自体には「全体的に良かった。制球もしっかりとできていた。またここから積み上げていきたい」と復帰後初白星へ弾みをつける内容だった。
三浦監督は「立ち上がりからボール自体も内容も良かっただけにね」とノーゲームを悔やんだ。次回登板は15日からの巨人3連戦(東京ドーム)中が濃厚。引き分けと雨天中止を挟んで4連敗中のチームが、もう1度仕切り直す。【小早川宗一郎】