
<レイズ5-4エンゼルス>◇9日(日本時間10日)◇ジョージスタインブレナーフィールド
エンゼルス菊池雄星投手(33)が9日(日本時間10日)、敵地でのレイズ戦に先発し、初回に満塁本塁打を浴びながらも6回4失点と奮投。打線がソロ4発で追い上げたものの、今季2敗目(0勝)を喫した。
初回、2安打と四球で2死満塁とすると、6番カバジェロに右翼席へ先制の満塁弾を浴びた。レイズの本拠地でもあるトロピカーナフィールドが昨年、ハリケーンで大被害を受けたため、今季はヤンキースのキャンプ施設でもあるスタインブレナー・フィールドを使用。「スタットキャスト」によると、満塁弾は飛距離327フィート(約99・7メートル)で、メジャー全30球場では、同球場と同じ形状のヤンキースタジアム以外では本塁打にならない1発だった。
それでも、試合後の菊池は冷静に振り返った。「(満塁弾は)うまく打たれた。真っすぐを狙われていたと思う。6回を投げ切れたというのは、非常に良かった。引き続き、調子を上げていきたい」。エ軍の連勝は3でストップしたものの、先発としての役割を果たした菊池は前向きな言葉を続けた。