
<YBCルヴァン杯:磐田2-1清水>◇1次ラウンド2回戦◇9日◇ヤマハスタジアム
J1清水エスパルスはJ2ジュビロ磐田との「静岡ダービー」で敗れ、公式戦3連敗となった。
前半開始早々に試合が動いた。開始21秒。右クロスを清水FWアフメド・アフメドフ(30)がヘディングで先制点。今季加入したブルガリア代表FWは「自分としても3カ月待ち望んだゴールだった」と来日1号を喜んだ。
だが、チームは後半も終始押し込まれ、2失点。リードを守り切れなかった。この日はMF西原源樹(18)ら高卒ルーキーが3人そろって先発出場。特別強化指定選手のDF大畑凛生(法大4年)もプロデビューを飾るなど、若手主体のメンバーで臨んだが、相手の勢いに屈した。
磐田との公式戦では19年以来6年ぶりの敗戦。秋葉忠宏監督(49)は「負けてはいけない相手に負けてダメージが残る試合になってしまった。若い選手とか、経験がないとかダービーでは一切関係ない」と悔しさをにじませた。
リーグ戦は中2日で川崎フロンターレとホームで対戦する。指揮官は「ここからどう立ち上がるのか、それともあきらめて戦わないのかが問われるゲーム。必ず土曜日の試合でたくましくなった姿を見せたい」と顔を上げた。【神谷亮磨】