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【中日】悲劇死ブランコ氏の「42」背負ったブライト健太が代打で決勝打「僕の中ですごく意識」


中日ドラゴンズの外野手、ブライト健太が広島戦で決定的な一打を放ち、チームの勝利に貢献した。試合は1-1の同点で迎えた8回裏、代打で登場したブライトが広島の投手、ハーンの3球目を捉え、2点適時二塁打を中越えに放った。この打席は、最近亡くなったトニ・ブランコ氏への追悼を意識していた。背番号42を受け継ぐブライトは、ブランコ氏やジャッキー・ロビンソンに憧れその番号を選んだ。ブライトは今季代打で優れた成績を残しており、今後もその活躍が期待されている。試合後、井上一樹監督はブライトがチームに欠かせない選手であると評価し、勝利をブランコに捧げた。

中日対広島 8回裏中日2死二、三塁、中越え2点適時二塁打を放つブライト健太(撮影・森本幸一)

<中日3-1広島>◇9日◇バンテリンドーム

背番号「42」を引き継ぐ男が試合を決めた。中日ブライト健太外野手(25)が1-1同点の8回に代打で登場し決勝の2点適時二塁打を放った。

初球に広島左腕ハーンの暴投で2死二、三塁。2ボールからの3球目、147キロ外角直球を逆らわずにはじき返した打球は右中間フェンスに直撃。二塁に到達したブライトは両手でバンザイした。

「自分が決めてやろうと。(緊張より)楽しいが勝ちますね。打ったらヒーローなんで」

この日は中日で同じ「42」を背負い大活躍したトニ・ブランコ氏(43)が8日(日本時間9日)に故郷ドミニカ共和国で事故死した訃報を受けての試合だった。「すごく悲しいニュースが入ったし、そこは僕の中でもすごく意識していた。そこで活躍できたのは意味があると思う」と、ブランコ氏を意識しての打席だった。

21年ドラフト1位で入団し「ジャッキー・ロビンソンに憧れて」背番号「42」を選んだ。もちろんブランコ氏の番号でもあることは知っている。リアルタイムというより(葛飾野)高校時代に動画でたくさんプレーを見た。「なかなか普通の人じゃ打てないホームランを打つ。とんでもねえなと思いましたよ。すごく夢がある」と、ブランコ氏の打球に目を輝かせていた。

これでチームは借金1となった。井上一樹監督(53)は「ブライトはチームに欠かせない選手になりつつある。勝ってブランコにささげることができたことはよかったが、惜しい人材をなくしたのは残念」と、話した。

ブライトの今季代打では5打席で4打数3安打2打点。打率7割5分と驚異的。「もっともっと活躍して42番と言えば僕だと言ってもらえる選手になりたい」と、さらなる活躍を天に誓った。【石橋隆雄】

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