
気になる入れ替え&ファーム情報を、球団別で送ります。パ・リーグ編。
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【オリックス】先週は主力の紅林が腰を痛め、5日に遊撃手の野口が昇格。高卒2年目の東松が1軍登板なく登録抹消された。2軍練習試合では、オンラインカジノ利用で約1カ月間活動を自粛していた山岡が実戦復帰し、1回1安打無失点。1軍へと着実に段階を踏む。またウエスタン・リーグでは田嶋が4回、昨年右肘を手術した東も4回無失点と好投し、状態を上げている。
【楽天】ヤフーレが6日、腰の張りで出場選手登録を抹消された。同様に、先発ローテの一角として期待されていたハワードも離脱中とアクシデントが続いている。直近の2軍戦では3年目の荘司が6回2失点、2年目の松田が6回1失点と昇格へアピール。ハワードは実戦復帰が近いとみられるが、早期の1軍合流は現実的ではない。ヤフーレの代役を誰が務めるのか注目だ。
【日本ハム】6日オリックス戦で、昨季シーズンを通してブルペンを支えた生田目が今季初昇格。開幕1軍入りしていた山本拓と松岡が再調整となった。左脇腹を痛めて開幕2軍となっていた水谷は、4日のイースタン・リーグ巨人戦(鎌ケ谷)に「2番DH」で実戦復帰。5日同戦では「2番左翼」と守備にも就いて5回まで出場し、今季初昇格へ向けてステップを踏んだ。
【ロッテ】現役ドラフトで中日から加入した石垣が、左脚ハムストリングの張りで出場選手登録を抹消された。2日に昇格後即スタメンで2安打を記録しチームの起爆剤となりうる存在だっただけにチームとしては痛い。2軍戦では山本や山口が長打を量産し、激しい外野手争いに待ったをかけるため猛アピール。新外国人サモンズも6回無失点と好投し、1軍での登板に向けて調整を続けている。
【西武】福井工大福井からドラフト5位で入団した右腕の篠原が、2軍で高卒新人とは思えないほどレベルの高い投球を続けている。球場表示では最速156キロをマーク。イースタン・リーグ公式戦で打者54人に対し、ここまで与四死球は1つもない。早くも球団内外で「ドラ1級」「1軍での先発を見てみたい」との声もあるが、まずは2軍の先発ローテーションで鍛えていく。
【ソフトバンク】先週は、開幕スタメンを勝ち取ったリチャードが5日に成績不振で抹消され、大卒2年目の広瀬隆が今季初めて昇格。リチャードは6日のくふうハヤテとの2軍戦に「5番DH」で出場し、豪快なアーチを放った。中継ぎから先発転向した又吉は5回を7安打2失点。開幕2軍スタートの岩井、新加入した浜口らも好投を続け、状態を上げている。