
<明治安田J1:神戸0-1新潟>◇6日◇第9節◇最終日◇国立
アルビレックス新潟は国立でヴィッセル神戸を1-0で破り、開幕9試合目にして今季初勝利を挙げた。前半12分、MF長谷川元希(26)が個人技から決めたチームトップの今季4得点目が決勝点となった。ボール支配率では2連覇中の王者に圧倒されたが、しぶとく耐えて今季初完封。攻守がガッチリとかみ合った。昨季9月から続いたリーグ戦未勝利にも「17」で終止符を打った。次戦は9日、YBCルヴァン杯2回戦でJ3松本山雅FCとアウェーで対戦する。
今季から新潟でプロの監督業をスタートした樹森大介監督(47)にとっても、うれしいリーグ初白星となった。「本当に長く(勝利を)待たせてしまったサポーターに申し訳ない気持ちが大きい」と神妙で「この勝利を機に、いい方向にチームが向くようにやっていきたい」。そうホッとした表情を見せたが、すぐ「この1勝で何かが変わるわけではない。本当に次。次に向けていい準備をしたい」と気を緩めることはしなかった。【小林忠】