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【新潟】“また”リード追いつかれ最下位転落 J初采配の樹森大介監督「僕の力不足」苦悩続く


アルビレックス新潟はホームでガンバ大阪と3-3の引き分けに終わりました。この試合が7戦未勝利の継続中となり、順位も最下位に転落しました。試合中、新潟は2-2から後半37分に矢村健がゴールを決め勝ち越しましたが、試合終了間際にPKで同点に追いつかれました。新潟は今季、リードを守れずに引き分けた試合が4度目となり、樹森監督の下での初勝利はお預けとなりました。消極的な戦術が引き分けにつながっており、選手たちは今後バランスを改善して、得点差を広げる意識を強める必要性を感じています。

またも試合終了目前で勝利を逃し、うつむく新潟・樹森監督(手前)(撮影・小林忠)

<明治安田J1:新潟3-3G大阪>第7節第2日目◇29日◇デンカビッグスワンスタジアム

アルビレックス新潟はホームでガンバ大阪と3-3で引き分けた。勝ち点は4としたが、順位は19位から最下位に転落。リーグ戦は昨季9月のホーム湘南戦を最後に16戦未勝利となり、17年のワースト記録に並んだ。2-2の後半37分、途中出場のFW矢村健(27)が勝ち越し点を決めたが、同追加タイム7分にPKを決められ、痛恨のドローに終わった。今季の4分けは全てリードを奪うも追いつかれる展開。J初采配の樹森大介監督(47)は厳しい戦いが続く。

   ◇   ◇   ◇

もはや「おなじみ」の光景となった。新潟は2-2の後半37分、途中投入の矢村が右足を振り抜き勝ち越しに成功。だが、同追加タイムにPKで同点とされた。リードを追いつかれる展開は、今季4度目。試合終了目前でまたも勝ち点3がすり抜けた。今季3得点目も初白星につながらなかった矢村は「1点差じゃなくてもっと点差をつけないと」と唇をかみ、ハンドでPKを献上したMF宮本は「自分がPKを与えるのは今季2度目。申し訳ない」と目に涙を浮かべた。

消極的な采配でバランスを崩した。矢村のゴールで3-2とした後半44分、DF千葉に替えてDFゲリアを投入。オーストラリア代表は役目を全うしたが、いい流れだった攻撃は追加タイム5分に突入した段階から敵陣のCK付近でボールキープする時間稼ぎに入った。だが、パスをつなぐことを手放したことでボールロストの回数が増え、自滅。攻撃陣の1人は嘆く。「あの時間からキープに入るより、もう1点を狙った方が相手は嫌だった。安ぱいなプレーで勝ちに行く気持ちもわかるが、弱気なプレーの1つだった」。

リーグ戦は7戦未勝利。最下位だった名古屋グランパスが初勝利を挙げたため、順位が入れ替わった。樹森監督は「選手はしっかりとやってくれている。僕の力不足のところがある。ここまでの7試合で総合的にはいい内容もある。あと一押しのところをしっかりと詰めるようにしないといけない」と下を向くことはしなかった。

勝ちきれない状況が続くが、今季初めて3得点したことはポジティブか-。序盤から細かいパスをつないで前進し、何度もゴールに迫った。矢村は「こういった試合を勝ちに転がすことが自分の仕事。もっともっと突き詰めたい」。大事なのは、シーズンが終わる冬にどこの順位にいるかだ。【小林忠】

○…FW小野裕二(32)がスタメンで今季初出場し、前半18分に右クロスでMF長谷川元希(26)の先制点をアシストした。勝利目前で引き分けに終わったが、「(攻撃は)自分たちが良かった時の感覚は取り戻せたはず。これをいい結果につなげて行けばいい」。ここからの巻き返しに向けては「試合の中でうまくいっていない選手もいるが、そういった選手を1人にせず、全員で助け合っていくことが大切」とフォア・ザ・チームの重要性を説いた。

○…途中投入のMF奥村仁(23)が1-2の後半29分、左DF橋本健人(25)の低クロスを右足アウトサイドで合わせ、今季初得点を挙げた。「自分のゴールでチームを勢いづけられたところまでは良かった。負けてはいないので、切り替えて次に向かいたい」。

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