
<高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ北信越1部:新潟明訓1-1松本U-18>◇6日◇第1節第2日◇新潟明訓高校グラウンド
新潟明訓は開幕戦で松本U-18と1-1で引き分けた。前半39分にMF鈴木快空(3年)が先制点を決め優位に試合を進めたが、後半30分に一瞬の隙を突かれ、同点とされた。
昨年から主力の司令塔がチームの今季第1号ゴールを決めた。鈴木快は前半39分、右MF渡辺優太(3年)のラストパスにうまく抜けだし、相手GKの左を抜く右足コントロールショットでネットを揺らした。「得意な形が出せた」とニヤリ。だが、敵陣でボールをつなぎながらもフィニッシュに持ち込めず、点差を広げられなかった展開には「もっと距離感を良くして中央の崩しも見せていかないと」と改善点を挙げた。
春の総体、連覇を狙う秋の選手権、そしてプリンスリーグ北信越1部の「3冠」を掲げる高校生活最後の1年。パサーであり、得点源でもある技巧派は「攻守で質をもっと上げないと勝てない。自分が先頭に立ってやっていく」。次節12日は敵地で鵬学園とマッチアップ。まずは今季初勝利に導き、弾みをつける。【小林忠】