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東海大が39年ぶり関東制覇狙う!青森山田で3冠の丸山大和「細かいプレーを1個1個やり切る」


東海大学サッカー部は関東大学サッカーリーグの開幕を控え、39年ぶりの優勝を目指しています。エースFW桑山侃士の卒業後も、実力主力プレイヤーであるDF丸山大和と桑子流空を中心に、全員守備・全員攻撃の総合力のあるチーム構成を強みとしています。過去2シーズンの8位からの飛躍を目指し、昨年12月の全日本大学選手権への出場経験を活かして成長を図ります。監督の浅田忠亮は、迅速な攻守の切り替えと運動量の多さがチームの強みであると語り、ポジショナルプレーの成熟と勝負所での粘り強さに焦点を当てています。開幕戦では名門・流通経済大と対戦し、序盤からの勝利を狙います。

東海大サッカー部の主力となる桑子(左)と丸山のDFコンビ

関東大学サッカーリーグが4月5日に開幕する。1部に復帰して3年目、着実に力を付けている東海大が虎視眈々(たんたん)と上位進出を狙っている。

絶対的な存在だったエースFW桑山侃士(FC町田ゼルビア)は卒業したが、昨季も主力として活躍していたDF丸山大和(4年=青森山田高)、桑子流空(4年=前橋育英高)、MF松橋啓太(3年=東山高)、FW星景虎(4年=矢板中央高)ら多くの選手が残り、全員守備・全員攻撃を掲げて総合力の高いチームとなっている。主将の桑子は「目標は優勝です」と高らかに宣言した。

■過去2シーズンの8位から飛躍へ

23年、24年と2年連続して12チーム8位。だが内容は向上している。23年は勝ち点23(6勝5分け11敗)で総得点25、総失点32の得失点差は-7。24年は勝ち点27(8勝3分け11敗)で総得点33、総失点33の±0。得点力が上がったことで、競り勝てる試合が増えた。さらに昨年12月の全日本大学選手権(インカレ)への出場も果たし、チームとしての経験値も深まった。

桑子主将は「僕らが入学した頃は前に蹴って時間を作ってという蹴るサッカーだったのが、後ろからビルドアップしながら中盤を使い、素早くポケットを取る流動的なスタイルに変わった。もともと上手い選手ばかりなので、サッカーを変えてもやれる。伝統的な部分も継承しつつ、自分たちの(流動的な)スタイルが確立されてきたというのが一番成長している部分」と胸を張る。

自身はもともとセンターバックだったが、昨秋からサイドバックに取り組み「意外とはまった」と新境地を開いている。それに伴い、左右の幅を使った攻撃の組み立てができるようになり、新たなスタイルもより成熟度を増している。

■一番の強みは「どこよりも走る」

今年もまた2月の強化期間に朝と午後の2部練習を敢行した。「やっぱり東海は走るチーム、どこよりも走る。そこは一番自分たちの強み」(桑子主将)。そしてチームの大黒柱とも言うべき、センターバックの丸山の存在が大きい。関東選抜Aに名前を連ね、2~3月のデンソーカップチャレンジサッカー静岡大会にも参加した。

青森山田高時代には、松木玖生(今季はトルコ1部ギョズテペ所属)らと全国3冠を達成した無敵のチームでDFラインの要となっていた選手。上背は180センチと飛び抜けて大きいわけではないが、エアバトル含めた対人の強さを誇る。「190ある選手とやった経験もあるので怖くない」。何より勝者のメンタリティーをチームに植え付けられるハートの強さがある。

シーズン開幕を1週間後に控えた3月30日、駒澤大との練習試合でも守備だけでなくセットプレーではゴール前に上がり、積極的に頭でゴールを狙った。好きな選手はリバプールFCのオランダ代表ファンダイクと言う通り、文字通り攻守両面でチームを牽引していた。その丸山は強い思いを口にする。

「本当にチーム全員、1人1人が優勝するって気持ちがないと目標を成し遂げることはできない。一喜一憂しないで積み重ねていきたいと思っています」

今はJ1町田を指揮している黒田剛監督のもと「常勝軍団」と呼ばれた青森山田での経験が息づいている。

■勝者のメンタリティーを知るからこそ

「やっぱり勝つ時って戦術うんぬんじゃないというふうに思っていて。走るとか、セカンドボールとか、競り合いの1つ1つ。1個1個のプレーで1人がやめてしまうと、そこから悪い連鎖が続く。1人1人が役割をしっかりやることが勝利につながっていく。もちろん戦術も大事ですけど、そういう細かい部分を1個1個やるというのをチームに浸透させたいと思っています」

それは黒田監督が説く言葉とも一致する。凡事徹底。その勝者のメンタリティーを持ち、自ら率先して結果にこだわり抜く気概を示した。

そして当時のチームにあったのは「練習から多くコミュニケーションを取っていた」(丸山)。スタッフの指導を待つのでなく、自分たちで積極的に意見をぶつけ合い、課題の改善に取り組んできた。その姿勢が大学でも発揮されている。「チームで共有することはすごく大事。勝つ自信も、誰か1人がなかったら、そこから勝つ確率というのは低くなっていく。だから全員がそうなるというのが勝利につながることだと思う」。高いレベルでの一体感を生み出すことができれば、「関東制覇」は無理な目標ではないと考える。

■「マイボールの時間を長くする」

例年通りなら選手層の厚い明治大、筑波大、桐蔭横浜大が優勝争いの中心となってくる。ただ今季の東海大は強豪校にも見劣りしないメンバーがそろい、「チーム内の仲もすごくいいし、負けず嫌いな選手が多い」(桑子主将)。そんな選手たちのポジティブな言葉を受けて、浅田忠亮監督はチームの特長をこう説明する。

「攻守の切り替えの速さや運動量の多さは今年も健在。去年までは桑山がいたこともあり、ロングボール頼りのところもありましたが、そうではなくて、ボールを動かしながらマイボールの時間を長くして相手ゴールに迫っていくことをやっている。守備からいい攻撃につなげていく、運動量のあるパスサッカーをしていければ。そういうイメージはあります」

そして勝ち抜くためにポイントとなるのは、終盤の苦しい時間帯で踏ん張れるか。強度の高いチームが相手だけに、勝負どころで粘り強く戦い抜くことが勝ち点獲得のカギとなる。指揮官は熱い思いをもって言う。

「やっぱり勝てないほどの差が去年あったかというと、それほど力の差があったわけじゃない。決めるところしっかり決めて。今年はそこを意識してずっと練習してきたので、最後の15分の勝負かなと思います。ぬるま湯に浸かるような意識はまったくない。ハングリー精神を持って戦い続ける、泥臭く戦い続ける、というところは変わらない。旋風を巻き起こして必ずタイトルを取る」

■開幕戦からフルスロットルで向かう

6日に行われる開幕戦の相手は名門・流通経済大だ。過去2シーズンは前期のスタートから勝ち点を奪えず、出端(ではな)をくじかれてきた。それだけに同じ轍は踏まない。初戦からフルスロットルの熱量で、自信を持って立ち向かう。

「流経さんも今年はかなりいいって聞くので、どれだけ勝負ができるか楽しみです。やっぱり最初が肝心だと思う。前期でしっかり戦えれば(優勝への)チャンスは出てくるかなと思う。細かいところまで気にしながら、しっかりとチームを作っていきたい」(浅田監督)

全国のカレッジフットボールを牽引する群雄割拠の関東大学リーグだが、現状では飛び抜けたチームは見当たらない。多くのチームにチャンスがありそうだ。1986年(昭61)以来、39年ぶりというブランク優勝を目指し、「走る東海」は本気で先頭に飛び出すことをもくろんでいる。【佐藤隆志】

◆関東大学サッカー1部リーグ開幕カード

<5日(土)>

日本体育大-明治大

桐蔭横浜大-東洋大

<6日(日)>

日本大-中央大

東海大-流通経済大

国士舘大-筑波大

慶応義塾大-東京国際大

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