
<広島2-3阪神>◇29日◇マツダスタジアム
阪神藤川球児監督(44)の継投勝負が敵地での開幕連勝につながった。
初の開幕ローテ入りとなった富田が4回5安打1失点と粘投すると、5回から早くも動き、リリーフ陣を投入した。
開幕直前に支配下登録を勝ち取った育成ドラフト1位の工藤泰成投手(23=四国IL徳島)は3連続四球で押し出し1点を失うも、3番手及川が火消し。さらに6回から登板した4番手の石井大智投手(27)がイニングをまたいで2回1安打無失点の力投。「それもしっかり自分の中で想定しながらというか。そういう戦い方もすごく勉強になりましたし、今後、そういうことも増えていくと思うので。次の糧にしたい」と振り返った。
投手陣でつないで競り勝った大きな白星。試合後の指揮官も「開幕2日目でブルペン陣がつないで勝利を取ってきた。チームとして強くなっていくという部分では、今日は大切に大切にゲームを送った上で、ゲームを取れたというのは非常に大きい」と納得顔だった。