
<オープン戦:オリックス2-1阪神>◇23日◇京セラドーム大阪
オープン戦負け越しフィニッシュにも阪神藤川球児監督がオープン戦を終えて及第点を与えた。
3勝5敗4分けの10位。チームとして3年連続で勝率5割を割った。それでも今季からチームを預かる指揮官は「選手たちのコンディションもよく、オープン戦を通して、いいことも課題も出た。非常にいい準備期間だった」。3月中旬にはメジャー2球団とのプレシーズンゲームも挟んだが、主力選手のリタイアもなく完走できたことを素直に喜んだ。
3・28開幕投手は村上を指名済み。「何とかこれでベストメンバーで開幕日を迎えられる」。指揮官の頭の中では開幕オーダーも準備万全だ。「想像がつかないですけど、非常に面白い、アグレッシブなチーム。締めるところは締まっていくようなチームになっていくと思います。期待して見てもらいたい」。新生藤川阪神の出船を見据えた。
▽阪神桐敷(1回無安打無失点)「まっすぐの感覚もいいですし、ベストな状態でいけてるので、あとは粘り強く1年間戦力になること。状態のいい悪い関係なく、しっかりゼロで抑えることにこだわっていけたらなと思います」
▽阪神佐野(1軍オープン戦初出場も見逃し三振)「平常心でやれたが球質やキレだったり、レベルの違いというか、自分の実力のなさを感じた」
▽阪神岩崎(8回から登板。1回無安打無失点)「シーズン入ってもしっかりやっていきたいと思います」