【阪神】「阪神ジャガーズ」が復刻 球界でも異例の２軍オリジナルユニホーム披露

「阪神ジャガーズ」の復刻ユニホームを着用した阪神2軍選手ら（撮影・柏原誠）

＜ウエスタン・リーグ：阪神3－5くふうハヤテ＞◇28日◇SGL

阪神はウエスタン・リーグのくふうハヤテ戦（SGL）で54年から3年間、2軍の名称で使われた「阪神ジャガーズ」の復刻ユニホームを着用した。

2軍だけのオリジナルユニホームは球界でも珍しい。30日までの3連戦で着用する。試合は延長10回タイブレークで敗れ、平田2軍監督は「ジャガーズで勝ちたかったけどね。9回2死から同点にもっていった粘りは今後に生きてくる」と評価した。

◆阪神ジャガーズ　1954年（昭29）から3年間使用された2軍のチーム名称。54年に結成したセ・リーグ6球団の2軍リーグ「新日本リーグ」では後期優勝。前期優勝した巨人との年度優勝決定戦を2勝1敗で制して、同リーグ唯一の年度優勝チームとなった。55年、新たに結成したウエスタン・リーグにも並行して参加。阪神ジャガーズは本拠地を神戸市に置き、ウエスタン・リーグ初代王者となる。同年の新日本リーグは試合数が少なく、優勝チームを決めずに消滅。57年からは阪神ジャガーズを阪神タイガースに改称し、本拠地も西宮市に移した。