
日本代表が23日、千葉市内で、26年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選サウジアラビア戦(25日、埼玉)に向けて活動した。DF長友佑都(38=FC東京)のみが別メニュー調整で、他の24人は約1時間30分間、汗を流した。冒頭15分が報道陣に公開され、リラックスした表情でボール回しなどを行った。
W杯出場を決めたバーレーン戦で先制点を奪ったMF鎌田大地(28=クリスタルパレス)はサウジアラビア戦に照準を合わせた。
激戦区の2列目で7試合中3試合に先発。バーレーン戦は途中出場から大きな働きをした。
「サウジアラビアはアジアの中では間違いなくトップクラスの1つだと思うし、自分たちが対戦してても、ボールを持たれる時間は非常に多いイメージがあるので、チームとしていい守備をしっかりできればボールも保持しながら、いい代表の姿を見せられたらいいなと思います」
本大会まで1年3カ月。ここからの積み上げがW杯優勝という目標に向けて重要になる。今後は強国との対戦や、残りのアジア最終予選の中でもビルドアップや守備の精度を高めることを求めた。「最終予選は勝ち点がうまく取れたと思うし、負けもなく来られたんですけど、全ての試合がパーフェクトだったわけじゃないし、よくできるところも多分たくさんあると思うんで、チームの積み上げ、少しでも良くしていくことが大事かな」と着実に前進していく。
自身はフランクフルト時代に欧州リーグ(EL)での優勝経験がある。大会の規模やレギュレーションはことなるがW杯優勝に向けて「初戦が大事だと思いますね。やっぱ初戦勝つだけで全然流れが変わる。ほんとに運だったり、そういう部分もあると思うし、本当にいろんな部分が重ならないと取れないかなと思います。実力だけじゃない部分もあるかなと思います」とうなずいた。