
第97回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園)の甲子園練習が13日、甲子園球場で始まり、3年ぶり9度目出場の東洋大姫路ナインも参加した。
本拠地として戦った阪神にゆかりのある名前の選手も登場。父親が桧山進次郎氏(55=日刊スポーツ評論家)の大ファンであることに由来して名付けられた白鳥翔哉真(ひやま)外野手(3年)も初めてグラウンドに足を踏み入れた。「すごい楽しかった。思ったより小さいのは最初に感じた。でも左中間と右中間は外野を守っているとすごい広く感じたので、見る場所によって広さが違いましたね」と興奮気味に振り返った。
“本家”と同じ左打ちの外野手。「2アウト満塁のチャンスで自分が1本打つような。大きいチャンスをイメージしながらやっていました」と打席でも感覚を確かめた。
桧山氏が現役最終打席の13年クライマックス・シリーズで放った右翼スタンドへのホームランが一番印象的だと言い、「自分も甲子園で打ちたい」と目を輝かせた。
自身の憧れの選手でもあり、白鳥宛ての直筆サイン入り色紙やボールも持っている。「おそらく桧山選手も見てらっしゃるのかなと思うので、そういうのも楽しみにしながらやっていきたいです」。優勝候補に挙げられる伝統校の背番号7にも注目だ。