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【センバツ】常葉大菊川、2年ぶり6度目切符 先輩たちの涙を糧に聖地1勝、そして優勝へ


常葉大菊川高校が第97回選抜高校野球大会への出場を決め、選手たちは歓喜しています。常葉大菊川は昨年の東海大会で準優勝し、その成果をもとに2年ぶり6度目のセンバツ出場となりました。指揮を執る石岡監督は、甲子園での今度こその勝利を目指し、これまで以上に打撃の改善に力を入れてきました。チームは開幕までの53日間で、更なる成長を志しています。選手たちはまず1回戦を突破し、その後は優勝を目指すとの強い意志を持っています。常葉大菊川はこれまでに6度の春出場と、夏の大会でも同様の成績を持ち、監督のもとで勝利への意欲を高めています。今回のセンバツでは13年以来の勝利を目指し、この大会での更なる活躍を誓っています。

2年ぶり6度目のセンバツ出場が決まり、歓喜する常葉大菊川の選手たち(撮影・前田和哉)

<第97回選抜高校野球:選考委員会>◇24日

第97回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)の選考委員会が24日に大阪で行われ、出場32校が決定した。昨秋の東海大会で準優勝した常葉大菊川は、2年ぶり6度目のセンバツ切符を獲得。選手たちは喜びと同時に、約2カ月後の本番に向けて決意を新たにした。組み合わせ抽選会は3月7日に行われる。

 ◇   ◇   ◇

最高気温16度。季節外れの暖かさの中、常葉大菊川に春の便りが届いた。午後4時。別室で選考委員会の中継を見守っていた加藤伸司校長(57)が、吉報を待つナインの前に。センバツ出場決定が告げられた。

橘木千空(ちから)主将(2年)は「(昨秋の)東海大会が終わってから今まで長かったので、ホッとした。また、ここから全員で良いスタートが切れると思う」と声を弾ませた。ナインにも笑みが広がる。グラウンドは喜びに包まれた。

前回出場の23年は初戦で専大松戸(千葉)に0封負け。その後は県大会での足踏みが続いた。石岡諒哉監督(35)は、昨夏の敗戦を機に打撃への考えを変える。安定した守備の構築を前提に「打てなければ勝てない。やっぱり勝負の世界。相手投手が崩しにくる中で、選手にきれいな形を追い求めすぎていた」。理屈や技術だけでなく、崩されても捉えきる「執念」や「粘り」を練習から求めた。

迎えた昨秋。県予選からの全11試合で79得点を挙げ、出場3枠の東海地区で準優勝を果たした。橘木は「初回から(相手投手に)球数を投げさせたり、1人1人が簡単に打ち取られなくなってきた。しっかり打『線』になってきたと思う」。先輩たちの涙を糧に描いた成長曲線が、2年ぶりの大舞台へとつながった。

3月18日に迎える開幕まで、残り53日。石岡監督「まだ発展途上のチーム。甲子園で勝つために足りない部分をもう1度見つめ直して、ここからまたやっていきたい」。橘木も「まずは甲子園で1勝できるように、そして優勝できるように全員でやっていきたい」と口元を引き締めた。一回りも二回りも大きくなって、聖地へと乗り込む。【前田和哉】

○…20年に就任した石岡監督は、監督として2度目の甲子園に挑む。初采配となった2年前のセンバツは初戦敗退。07年には同校の正捕手としてセンバツ優勝を経験している指揮官は「前回は甲子園で勝つ難しさ、全国のレベルの高さを痛感した。そこから、もう1度チャンスをいただけた。今の選手たちと勝つことだけを考えてやっていきたいと思う」と決意を語った。

◆常葉大菊川 昨季は静岡大会優勝、東海大会準優勝。前回23年は初戦敗退を喫しており13年以来12年ぶりのセンバツ勝利を目指す。1972年(昭47)創立の私立校。生徒数962人(女子630人)。野球部は83年創部で部員47人。甲子園は春が6度目、夏も6度出場。07年に強力打線でセンバツ優勝、08年夏は準優勝。主な卒業生は日本ハム奈良間大己、安西叶翔、ヤクルト鈴木叶、くふうハヤテ田中健二朗ら。所在地は静岡県菊川市半済1550

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