<インターコンチネンタル杯決勝:Rマドリード3-0パチューカ>◇18日(日本時間19日)◇カタール・ドーハ
アンチェロッティ監督(65)がレアル・マドリード史上、最も多くのタイトルを獲得した監督になったことをクラブが18日に伝えた。
Rマドリードは18日にドーハで開催されたインターコンチネンタルカップ決勝でパチューカ(メキシコ)と対戦。立ち上がりからボールをキープし、エムバペ、ロドリゴ、ビニシウス(PK)の前線3人が揃ってゴールを決め、危なげなく3-0で勝利した。試合後、1得点1アシストを記録したビニシウスが今大会のMVPに選ばれている。
今回の優勝はアンチェロッティ監督にとって非常に特別なものとなった。なぜならイタリア人指揮官にとってこれはRマドリードでの15個目のタイトルとなり、これまで14タイトルで並んでいたミゲル・ムニョスを抜き、同クラブ史上最も多くのタイトルを手にした監督となったからだ。この2人にジダンが11タイトル、デルボスケが7タイトルで続いている。
アンチェロッティ監督が獲得した15タイトルの内訳は、欧州チャンピオンズリーグ3回、クラブワールドカップ2回、インターコンチネンタルカップ1回、欧州スーパーカップ3回、スペインリーグ2回、国王杯2回、スペイン・スーパーカップ2回となっている。
アンチェロッティ監督は試合後、この偉業について、「もちろんいい気分だよ(笑)。本当に幸せだし、これはとても重要なことだ。我々は24年を最高の形で締めくくることができる。これ以上のことはない。でもRマドリードではいつものように、もう25年のことを考えなければならない」と述べていた。
監督が言うようにRマドリードは今年、スペイン・スーパーカップ、スペインリーグ、欧州チャンピオンズリーグ、欧州スーパーカップ、インターコンチネンタルカップの5タイトルを手に入れ、大成功を収めている。
また、アンチェロッティ監督はRマドリードでタイトルを取るのはより簡単かという質問に対しては、「正直に言おう。Rマドリードでタイトルを取るのは他の場所よりも簡単だ。ここは世界最高の選手たちが揃い、応援してくれるサポーターがいる素晴らしいクラブだ」と明言した。(高橋智行通信員)