来季J1に復帰する清水エスパルスのヘッドコーチに、元日本代表コーチの上野優作氏(51)が就任することが22日、分かった。近日中にもクラブから正式発表される。
経験豊富な参謀役が入閣する。上野氏は現役引退後に栃木でコーチなどを歴任。浦和ではユース年代の育成にも携わった。21年から日本代表コーチに就任すると、22年W杯カタール大会に出場。森保ジャパンの一員として16強入りに貢献した。同大会後は23年からJ3岐阜の監督を務め、今年6月に辞任。その後は岐阜でクラブのプレーモデルやメソッド構築をサポートするフットボールコーディーネーターを務めていた。
日本サッカー協会で技術委員長を務めた反町康治ゼネラルマネジャー(60)の意向でスタッフ入りするとみられる。上野氏は現役時代に福岡や京都、新潟などでFWとして活躍。清水では主に攻撃面での指導を任されることになりそうだ。
◆上野優作(うえの・ゆうさく)1973年(昭48)11月1日生まれ、栃木県真岡市出身。真岡高(栃木)-筑波大を経て、96年福岡に入団。広島や新潟など計5クラブでプレーし、08年限りで現役引退。Jリーグ通算306試合出場50得点。10年JFAのS級コーチライセンスを取得。清水の秋葉忠宏監督(49)とは「S級」の同期。指導歴は栃木や浦和でヘッドコーチを歴任し、昨年から今年6月までJ3岐阜の指揮を執った。