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【M-1】令和ロマン松井が賞金1千万円受け取ると明かす「トントン」昨年は相方くるまに全額譲る


令和ロマン(高比良くるま、松井ケムリ)が「M-1グランプリ2024」で優勝し、史上初の大会2連覇を達成した。決勝はテレビ朝日で行われ、1万330組のエントリーから最終戦に進んだ令和ロマン、バッテリィズ、真空ジェシカの中で制覇。今回の優勝により、賞金1000万円を獲得した。 昨年大会では、松井が賞金を全て高比良に譲ったことで話題になっていたが、今回の優勝により、松井が賞金を受け取ることになったと発表。「トントンにできた」と冗談交じりに語った。9名の審査員が参加し、令和ロマンが最多5票を獲得しての勝利。同コンビは、慶大のお笑いサークル出身で、吉本興業所属。若手有望株として注目されている。

「M-1グランプリ2024」で史上初の大会連覇を達成した令和ロマンの高比良くるま(左)と松井ケムリ(撮影・足立雅史)

<M-1グランプリ2024>◇決勝◇22日◇テレビ朝日

結成15年以内で争う漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2024」決勝が行われ、令和ロマンが前回から史上初の2連覇となる第20代王者に輝いた。バッテリィズ、真空ジェシカとの最終決戦を制した。過去最多で初の1万組超えとなる1万330組の頂点で賞金1000万円などを手にした。

昨年大会では松井ケムリ(31)が賞金全額を高比良くるま(30)に譲ったことでも話題となった。松井は今回の決勝前から「今年は1000万円を取り返しにきました」などと冗談めかして語っていたが2連覇達成で実現する形に。優勝会見では松井が全額受け取ることになると明かし「何とかトントンにすることができました」と笑顔で語った。

決勝は令和ロマン、ヤーレンズ、ママタルト、ジョックロック、真空ジェシカ、エバース、トム・ブラウン、ダイタク、バッテリィズに、敗者復活戦を勝ち抜いたマユリカを加えた10組で争った。

大会はプロアマ問わず結成15年以内のコンビに出場資格がある。審査員は石田明、海原ともこ、柴田英嗣、哲夫、博多大吉、塙宣之、山内健司、中川礼二、若林正恭の9人が務めた。1次ラウンドは審査員が各100点、合計900点満点で採点。上位3組が再びネタ披露後に審査員の得票数で優勝を決める形で、最多5票を得た令和ロマンが栄冠を手にした。

◆令和ロマン 高比良(たかひら)くるまは1994年(平6)9月3日生まれ、東京都出身。松井(まつい)ケムリは1993年(平5)5月29日生まれ、神奈川県出身。慶大のお笑いサークル「お笑い道場O-keis」の先輩後輩で18年結成。吉本興業所属。20年NHK新人お笑い大賞受賞。初の決勝進出だった23年M-1グランプリでも優勝し、24年第45回ABCお笑いグランプリ優勝など若くして勢いに乗る人気コンビ。くるまが今年11月に出版した「漫才過剰考察」も話題に。

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