巨人が楽天から自由契約となった田中将大投手(36)と契約で基本合意したことが16日、分かった。また、前中日ライデル・マルティネス投手(28)との契約合意を発表した。日米通算197勝のスターとセーブ王2度のクローザー。13年ぶり日本一奪回に向け、今季12球団トップのチーム防御率2・49だった投手陣のさらなる整備を着々と進める。
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最強の勝利の方程式が完成する。巨人が中日を自由契約となっていたマルティネスと4年の大型契約を結んだ。マルティネスは「契約をできたことを心からうれしく思っています。これまでと変わらずライデル・マルティネスとして全力でプレーし、2025年がジャイアンツの年になるように頑張ります。東京ドームでファンの皆さまの前で投げられるのを楽しみにしています」とコメントした。
来日8年目の今季は防御率1・09の43セーブで、2年ぶり2度目の最多セーブのタイトルを獲得した剛腕。阿部監督はマルティネスをクローザーに据え、セットアッパーに今季防御率0・88、29セーブだった大勢の起用を構想している。鉄壁の8、9回で勝利への逆算が立つ。今季12球団トップとなる救援防御率2・27を誇ったブルペン陣。リーグ連覇、13年ぶり日本一に向け、さらなる強化に成功した。