日本サッカー協会(JFA)理事会が12日、都内で行われ、次回28年ロサンゼルス五輪(オリンピック)を目指す男子U-23日本代表監督に、今夏パリ五輪を率いた大岩剛氏(52)が再任することが承認された。
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パリで結果を出した大岩氏が再任した。23歳以下の年齢制限が始まった92年バルセロナ五輪以降、日本初となる2大会連続の指揮。68年メキシコ大会以来60年ぶりのメダル獲得を狙う。
今年7月に開幕したパリ五輪で8強。海外組の選手招集が難航し、オーバーエージ枠が16年ぶりにゼロの戦いを強いられた中、一体感あるチームを養成した。大会後にはDF高井幸大(20=川崎F)らがA代表に選出されており、強化・育成の両面で成果を出した。
協会は、その手腕を高く評価。4年後も引き続き託すことにした。パリ大会の後、大岩監督には鹿島やC大阪から魅力あるオファーが届いたが、最終的に10月末、断りを入れて日の丸を再び背負う。始動時期は今後、検討する。来年までU-20代表を率いる船越優蔵監督と情報交換し、ロス世代を強化する。【佐藤成】
○…コーチ人事も決定し、発表された。ともにパリ五輪を戦った羽田憲司コーチ(43)の続投が決まり、今後はU-19代表のコーチも兼任する。今季まで鹿島で16年リオデジャネイロ五輪を経験した佐藤洋平GKコーチ(52)も入閣し、準々決勝で涙したパリ五輪のリベンジを大岩組で果たす。