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【C大阪】小菊昭雄監督「優勝することを私自身も応援」8日東京戦で退団、今後はOBとして応援


セレッソ大阪の小菊昭雄監督が、クラブでの最終試合を前に選手やスタッフと記念写真を撮影し、オンラインで意気込みを語った。小菊氏は27年間在籍したC大阪でのラストゲームにおいて「勝って笑顔で締めくくりたい」と語り、シュート練習を重視したチーム準備を振り返った。また、過去の悔しい敗戦やクラブの成長を背景に、未来のリーグ優勝への期待を述べた。特に、修正が必要な点としてプレイヤーの自覚と全員の力を強調し、チームへの応援の姿勢を示した。次期シーズンにはJ2のサガン鳥栖の監督に就任予定で、新たな挑戦に備えていることも明かされた。

C大阪小菊監督(24年12月4日撮影)

セレッソ大阪は8日、今季最終戦を敵地でFC東京と戦う。小菊昭雄監督(49)にとっては、クラブ一筋27年も在籍したC大阪でのラスト試合。7日、オンラインで心境を語った。

この日の練習後は、選手やスタッフ全員と記念写真を撮影したといい、就任3年半の道のりを思い浮かべながら、指揮官は「とにかく、勝って笑顔で終わりたい。最後の決めきるところ(を決めるため)、今週はシュート練習を自覚を持ってやってくれていた。明日はメンタリティーもクオリティーも同時に大事になってくる。結果として示したい」と意気込んだ。

クラブへのメッセージとしても、今季実現できなかったリーグ初優勝を託した。

「波の大きい、ジェットコースタークラブと言われる歴史も見てきた。あと1歩で優勝というところで勝ち取れず、そして、J2に3度も落ちて」などと回想しつつ、断言した。

「ここ数年は、いろんな意味で発展してきたチームだと思う。1人1人の準備、選手としての自覚。本当に紳士の集まりだと思う。安定した土台から、もう1つ突き抜けてリーグ優勝するには、いろんなことを、まだまだ全員の力で勝ち取らないといけない。育成、スカウトを含めて、全員で今の努力を続けていければ近い将来、優勝できるだけのポテンシャルを持つチームだと思う。優勝することを私自身も応援しているし、そういうクラブになってほしい」

自身のベスト試合には、6勝1敗と大きく勝ち越した大阪ダービーの2試合を挙げた。21年8月に就任しての初陣、敵地で1-0と制した。もう1試合は最後のダービー。今季10月のホームで攻守ともに圧倒して1-0と勝利。この時点で今季限りで退団することを決めていた。

一方で、最も悔しかったのが22年10月の広島とのルヴァン杯決勝。後半終了間際に連続失点で逆転され、1-2で自身初タイトル獲得はならなかった。

小菊監督は全日程を終えると、来季からJ2に降格するサガン鳥栖の監督就任への準備に入る。【横田和幸】

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