連載インタビュー 未来をつなぐ、明日の司会者 ~Story of Tomorrow~ 第2回
##子どもの頃から、人前でしゃべることが得意だった
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202002297498-O3-WxDYM6Ue】
――斉藤さんは勤続20年以上のベテラン司会者と聞きました。そもそも、なぜこの仕事を選んだのですか?
斉藤桃子さん(以下、斉藤) 子どもの頃から自分の言葉で場の雰囲気を作ることが好きでした。学生時代は放送委員や集会委員をしたりして……。でも、一番は、何と言っても、誰もが幸せな気持ちになれる結婚式が子供の頃から大好きで、いつか結婚式に関係する仕事をしたいというのが私の夢でもありました。「会を司る」という仕事があると知った時、「どうしてもなりたい!」と自分の中で衝撃が走ったのを覚えています。
結婚式の仕事というと、ウェディングプランナーを思い浮かべる方が多いのではないかと思います。新郎新婦と一緒に長い時間結婚式を作り上げていくウェディングプランナーもとても魅力的でした。結婚式には他にも、ドレススタッフやカメラマン、サービススタッフや聖歌隊等、様々な職種があり、一つの披露宴を総勢100名くらいのスタッフで披露宴を作り上げますが、「自分の存在を生かしながら、その場にいる全員を幸せな気持ちにしたい!」という私の思いは、司会という仕事にぴったりマッチしたのです。
新郎新婦にお目にかかって、おふたりの物語をじっくり聞き、最高の幸せは何かをシンプルに吸い上げる時、私の中にあるのはビジネスの意識ではありません。どの方の物語もとても興味深く、どうすれば最高に幸せな1日を一緒に創りあげられるか、喜んでいただけるかという純粋な思いです。経験を重ねるにつれ、「おふたりの幸せをよりパワーアップさせたい」「やっぱり自分の声で沢山の人を幸せな気持ちにしたい」という意識が強くなっていきました。
##毎回、何が起きるかわからないライブの交換
斉藤 結婚式はライブの交換なので、毎週何が起きるかわかりません。その中で毎回、私なりに新郎新婦が大事にしている「スペシャル」を引き出すことを大切にしています。お打合せ時に、お二人にとっての「特別な何か」を伺っていくわけですが、これまで3000組以上の披露宴を担当してきましたが、ひとつとして同じ披露宴はないんです。ある時は、高齢のおばあちゃまが遠方から二人のために駆けつけてくれることがスペシャルであれば、お母様が手作りしてくれたウエルカムボードが特別な宝物かもしれませんし、誰かから誰かへの特別なサプライズの場合もありますが、お客様の反応やムードや新郎新婦の人柄によっても雰囲気は大きく変わります。
##プロフィール紹介以外は、全てがアドリブ
――たとえば、何が起こるかわからないライブの中でハプニングが起きた時、斉藤さんはどんなふうに対処されるのですか?
斉藤 ハプニングはいつ起こるかわかりませんが、ライブな時間ですからいろんなことが起こります。でもそれを「大変!」とはあまり感じません。全てを静かに受け入れています。
お客様と同じ気持ちでいることが、自然な司会の基本です。そのため、実は私たちの仕事はほぼフリートーク。
――何も決まっていない現場で、緊張したり、何をしゃべったらいいか頭が真っ白になったりすることはありませんか?
斉藤 私にとって司会は、今こうして向き合って交わしている1対1の、普通の会話と同じ感覚なんです。決まりきったセリフがあるほうが、台本通りにならないハプニングが起こった時にかえって動揺してしまうかも(笑)。全てがアドリブだからこそ、どんなことも受け入れられるのかもしれません。幸せ空間を共有している皆さんと、自然体で会話ができることは、緊張よりもむしろ、ハッピーですね!
――アドリブや予期せぬハプニングに動じない心をキープするために、日ごろから心がけていることがあれば教えてください。
斉藤 お客様の心の声を感じることです。お客様の気持ちがわからないと、マイクでの的確なナビゲートが出来ませんので、お客様の心の中を感じながら、皆様が頷けるような言葉を選んで発信します。それが笑いなのか静観なのか、驚きなのか感動なのか、瞬時の見極めが大事だったりします。ちょっとしたハプニングも「驚きましたね!」という素直な言葉がふさわしいときもあれば、触れないことが優しさだったりすることもありますし。
――ちなみにご自身の結婚式は、どなたに司会を託されたのですか?
斉藤 私たちの結婚式には司会を立てませんでした。なぜか私の中には昔からある持論がありまして……。夫と二人だけで、イタリアの海辺で結婚の誓いを交わしたんです。
――あえて司会者を立てなかった背景には、どんなお考えがあったのですか?
斉藤 私たちがふだんお客様へ提供させていただいている、いわゆる結婚式や披露宴を自分自身が体験することで「結婚式」を身近なものにしたくなかったといいますか……。自分が経験していないからこそ、ロマンティックに想像を膨らませることができる気がしていて。どの場面にも新鮮に向き合えるし、理想を追求できる。もしリアルに体験してしまったらきっと何かが失われてしまう、「私の夢はそこが上限になっていまう・・・」という感じでしょうか。
##「自分自身に期待してほしい」。その思いで生まれた、社内保育所
――ライフステージの変化とキャリアの両立についてはいかがですか?
斉藤 私自身もそうでしたが、社内に保育所があったおかげで出産後も無理なく仕事を続けることができました。
――今ではその『南青山たんぽぽ保育所』がハセガワエスティの事業の柱のひとつになっているんですよね。
斉藤 そうなんです。実は私が弊社のワーママの第一号でした。社長の阿久津が「これからは働く女性が増えるから社内環境を整えよう」と言ってくれ、当時南青山にあったオフィスの一角に保育園を作ってくれたことが始まりでした。仕事がある時は子どもと一緒に出社できる環境に支えられていたからこそ、産後2か月目で披露宴の司会の仕事に復帰することが出来ました。
――2011年の当時、社内保育園は先駆けでしたよね。そういえば阿久津さん自身、出産や育児で仕事の面でインターバルができると、司会業としての勘が鈍ってしまうのがもったいないと思っていたそうですし、女性たちにはキャリアを諦めないで「もっと自分自身に期待してほしい」とも。
斉藤 私自身も、30代にどれだけ仕事をしたかで自分の40代が決まると考えていました。『南青山たんぽぽ保育所』のおかげで、30代悔いなく仕事ができたことはとても感謝しています。
――社員のために生まれた保育所も今は大きくなり、近所のママたちがフル活用しているとか。
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斉藤 そうですね。いろんな不安もあるワーキングママに、先輩として「大丈夫!」と伝えたいですね。私自身、息子と通って南青山たんぽぽ保育所で過ごした時間は今振り返れば、親子で成長していくための時間でした。懐かしいですね。
――御社の事業がここでも「幸せの社会貢献」となっているのが素晴らしいですよね。ちなみに、斉藤さんは人を幸せにする司会者として必要な素養は何だと思われますか?
斉藤 「人に親切なこと」でしょうか。誰かのために何かしてあげたい、その気持ちが何より大切です。他にも、笑顔が素敵なこと、心がやさしいこと、人肌脱いであげたいタイプ、など気持ちの優しさこそがとても大切です。採用の際、フォーマルな印象を与えられるか、アナウンスを正確にできるかなどは、実はあまり重要視していません。人を幸せにする司会になるには、人を幸せにしたい気持ちがやっぱり大事です。
##声は年をとらない。60、70、80代も現役でいたい
――100年時代と言われる今、何歳まで司会業をしていたいですか。
斉藤 何歳になっても、その時の魅力を生かして司会を続けたいです。現在、弊社の中では60代の司会も大活躍しています。私も一緒に歳を重ね、未知数な可能性を広げ、60代、70代、80代になっても司会をやっていたいという未来のビジョンはあります。声は一番最後に歳をとる、って言いますからね。訓練次第では何歳まででも(笑)。
――それは素敵です。今日はありがとうございました。
(取材・文/砂塚美穂)
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