DeNA徳山壮磨投手(25)が旧知の右腕を歓迎した。ドラフト1位の三菱重工West竹田祐投手(25)は同学年で高校時代から知る間柄。徳山が大阪桐蔭のエース、竹田はライバル校・履正社のエースとして3年春には甲子園決勝の舞台で投げ合ったことも。大学でも早大と明大と同じ東京6大学リーグでしのぎを削り、美容室も一緒で「縁を感じますね」と初のチームメートになることに胸を高鳴らせた。
指名された後の11月には2人で食事にも行った。チームの雰囲気を伝えつつ「めっちゃ彼もまじめなんで、不安がっていたんですけど、『全然大丈夫、めちゃくちゃいい人しかいないよ』と」と背中を押した。高校時代から竹田のタフさはよく知っている。「投げ抜く力、粘り強さは高校時代からすごかった。それは大学でも感じてましたし、社会人でも長いイニング投げたりしていて感じます」と評した。
目標は竹田が先発し、徳山がリリーフで抑えて試合に勝つこと。「それが夢というか、ネタになるなと思います(笑い)。1軍の舞台でお互い投げたいです」と誓った。同学年の仲良しリレーで投手陣を底上げしていく。【小早川宗一郎】